2017年8月16日(水)
TBSでは夏休みの間に中・高校生に向けた職業体験の 特別講座 を 開催 しているよ。TBSで働くプロの 専門家 が先生になって、テレビの 裏側 を教えちゃう 貴重 なチャンスなんだ! 今回は「美術デザイナーの職業体験」をリポートするよ!
まずはスタジオや大道具倉庫を見学。ニュースの「Nスタジオ」では、 カメラや、天気予報の合成を実際に体験してみたよ!
いよいよ授業開始! 先生は、美術デザイナーの 桝本瑠璃 さん。 ドラマ以外の情報番組やバラエティ番組のセットを制作しているんだ。
桝本先生が作ったセットは、「ビビット」、「 櫻井 ・ 有吉 THE夜会」、「 結婚 したら人生 劇変 ! の妻たち」、「ゴロウ・デラックス」、「NEWSな2人」、「COUNT DOWN TV」があるよ!
美術デザイナーの仕事 は「番組の世界観を具体的に目に見える形にすること。」ゴロウ・デラックスのセットの場合は、『ラジオブースのような空間にしたい』という 依頼をもらって、セットのイメージを作ったんだって。
カウントダウンTVの「ゲストライブ」のセット造り方を例に、本番までの制作の流れを見ていくよ。
『美術打ち合わせ』
「セットを作るのに、番組のディレクター(演出家)と曲を聞いて、キーワード(「ギリシャの 宮殿 」、「 宇宙空間 」、「 廃墟 」、「教室」など)を出しながら、 簡単なスケッチを 描 きます。」
『制作( 模型 ・図面)』
「セットプランが決まったら模型を作って、実際に安全に組み立てられるかを考えます。色や質感などの細かいデザインもここで決めます。」
『ディレクターチェック・発注』
「模型を使ってディレクターに最後のプレゼンをします。OKが出たら、大道具、小道具、電飾などの担当者に、模型を使って細かく説明します。デザイナーが注文して、実際に作るのは大道具さんですね。」
『照明・演出のプランのイメージ作成』
「セットに当てる照明のイメージや演出方法を考えます。」
『総合打ち合わせ』
「カメラ、照明、音声などの美術チームと、ディレクター、ADの制作チームが一緒になって、当日の流れを 最終確認 します。」
『各調整』
「打ち合わせで変更 になった点を、大道具さんたちに伝え、調整してもらいます。」
『建て 込 み』
「収録の前日です。 夜の12時とかにセットを建て始めます。デザイナーは、大道具さんたちがセットを作っている現場に立ち会って細かい指示を出します。」
『本番』
「12日目に、本番です!」
講義の後は、チームごとに「カウントダウンTV」のセット模型作りに 挑戦 ! 40分の1サイズのキューブ 50個や厚紙を使って、セットを作っていくよ!
歌詞 を参考に、美術セットを作ったチーム。音や曲全体の印象から、照明や 撮影方法 を演出したチーム。どのチームも、それぞれ個性があって、とても 素敵な作品が揃ったね!
照明スタッフが実際に使っている「ゼラ」という色のシートをスマホのライトに 貼 り付けて照明を演出!
最後にグループごとに、模型作りや演出のポイントを 映像 を見ながら発表!
カウントダウンTVの美術セットを長年作ってきた 橘野 先生は、「この1時間半で、プロ顔負けのセットや、照明、カメラ 割 りまで考えられている学生さんが多く、とても感心させられました。」とコメント。
最後に、自分たちで作ったセットに入り込んで記念撮影!
自分もやってみたい! という中・高校生のみんなは、来年ぜひ参加してみてね♪ 詳 しい情報は下記のページをチェック!
TBS CSR 夏休み職業体験