2016年1月15日(金)
世界的に権威[けんい]ある文学賞・ブッカー賞を受賞した英国のベストセラー作家カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』が世界で初めてドラマ化されるんだ。この作品は英国で100万部を越[こ]え、英語圏[けん]で大ベストセラーとなったんだよ。原作はイギリスが舞台なんだけれど、今回は舞台を日本に置[お]き換えてドラマが描かれるんだ。
金曜ドラマ『わたしを離さないで』の舞台あいさつ&特別試写会が1月11日(月)に行われたよ! 会場には、綾瀬[あやせ]はるかさん、三浦春馬[みうらはるま]さん、水川[みずかわ]あさみさん が駆[か]けつけてくれたんだ! さっそくリポートするよ!
保科恭子[ほしなきょうこ]役の綾瀬はるかさんは、「本日はお忙[いそが]しい中お集まりいただきありがとうございます。第1話をご覧[らん]になって楽しんで帰っていただければ嬉しいです。」
ロンドン在住のイシグロさんに会いに行かれた際のお話として、 「どうしてこの作品を書かれたのか、ドラマ化に対してどう思われているかなどいろいろと質問をしてきました。この作品は前にも映画[えいが]や舞台化されていますが、ご自身が描[えが]いた中で見落としている部分が、新しくドラマ化することで変化し、以前描いたものと違[ちが]うキャラクターとなって見られるのをすごく楽しみにしているそうです。思うことを自由に自信をもって演じて下さいと言われました。」
土井友彦[どいともひこ]役の三浦春馬さんは、 「『わたしを離さないで』の原作の世界観にそって一生懸命[いっしょうけんめい]お芝居[しばい]をしていきたいと思います。」
ドラマの世界観を作るこだわりの中で、衣装[いしょう]については、「衣装は人それぞれ体型が違[ちが]うので新調するのですが、衣装部の方がこの作品の世界観に合うように毛玉を付けたり、ほつれさせたりして徹底的[てっていてき]に作り込[こ]んでくれました。また色も、灰色で統一した中に紺色[こんいろ]を付け足すことで、登場人物たちの装[よそお]いが、この世界観の色味を際立たせてくれていると感じました。」
酒井美和[さかいみわ]役の水川あさみさんは、 「自分の心をたくさん奮[ふる]わせて、感情を昂[たか]ぶらせていかないと成立しない作品だと思ってお芝居をしています。どうぞよろしくお願いします。」
演じる美和については、「すごくわがままで、他人のものは自分のものという、ジャイアンみたいなところがあります。(笑)自分の思ったことがすぐ口にでてしまいますが、良く言えば、自分の感情や気持ちに素直で、誰[だれ]よりも愛情を求めています。特に恭子に対しては、彼女のものを欲[ほ]しがったりするのは、単に彼女のものが欲しいということではなく、彼女への愛情から、彼女のものを取ることで近づけるんじゃないか考えているんだと思います。」
愛情、友情、絶望、希望…生と愛が絡[から]み合うヒューマンラブストーリー!! 金曜ドラマ『わたしを離さないで』は、1月15日金曜よる10時スタート。初回は15分拡大だよ!
金曜ドラマ『わたしを離さないで』
1月15日金曜よる10時スタート
初回15分拡大