「事件[じけん]は現場[げんば]だけじゃない! 会議室と家庭でも起きてるんだ!」とばかりに、警察官や刑事[けいじ]たちを管理している人たち(警察キャリア官僚[かんりょう])の重要なやりとりを描[えが]いた 月曜ミステリーシアター『隠蔽捜査』が1月13日(月・祝)よる8時よりスタート!(※一部地域を除く)
この物語は今までの刑事[けいじ]ドラマとはちょっと違って、事件の捜査をしたり、犯人を逮捕[たいほ]する刑事の物語ではないんだよ。全国29万人の警察官[けいさつかん]たちが仕事をしやすいような環境[かんきょう]を整えたり、指揮[しき]をとったりする全国に500人しかいない警察のキャリア官僚[かんりょう](全国の警察を取り仕切る警察庁[けいさつちょう]と東京都内の事件と取り仕切る警視庁のお役人)の姿[すがた]を描[えが]いたドラマなんだ。野球で言うと選手ではなく、監督[かんとく]という立場。
警察の中にある権力[けんりょく]との闘[たたか]いや、人間関係、さらには家庭で起こる事件の危機[きき]管理をして、解決していくんだ。今までにない新しい目線のドラマで、見ている人がスカッとするような仕上がりになっているんです。
1月8日(水)TBS局内で行われた制作会見に、登場したのはW[ダブル]主演のこのお二人。
同い年でプライベートでもお酒の飲み仲間だという杉本さんと古田さん。今回の共演について杉本さんは
「昔から仲がいいのに、仕事でがっつり絡[から]んで組むのは以外にも初めてなんですよね。」
と共演を楽しみにしていたそうです。
一方、古田さんは
「野球のバッテリーみたいにどんな球を投げても安心できる相手。暴投してもちゃんととってくれるんです。」
と信頼[しんらい]関係はばっちり問題なし。
撮影[さつえい]現場も同世代のキャストたちとにぎやかな様子だと語ってくれたのですが、セリフの量や聞きなれない言葉も多いようで、セリフ覚えが大変なんだって。そんな難[むずか]しいセリフについて杉本さんは
「キャリア官僚という言葉がうまく言えなくて、“キャリアかんのう”や“カリア官僚”って言ってしまって、8回くらい撮[と]り直しました。」
とエピソードを披露[ひろう]。
「翌日[よくじつ]の撮影では“キャリア観音”になっていた。」
と古田さんからの鋭[するど]いツッコミに会場は爆笑[ばくしょう]に包まれました。
原作小説のファンも多いこのドラマへのプレッシャーについて古田さんは
「ツイッターをのぞくと『楽しみ』という励[なげ]みになる意見と、『伊丹役は古田じゃないな』という意見もあって心配なんです。でもなるべくファンの方の夢を壊[こわ]さないように面白さが出せたらと思います。」
と意気ごみを語ってくれました。
するとここでスペシャルゲストが……。原作者の今野敏[こんの びん]先生が登場し古田さんの心配を一刀両断!
「第1話を見せてもらったんですが、ものすごく面白くて完璧[かんぺき]です。ネットの評判なんて心配いらないですよ。」
と心強いコメントに古田さん、杉本さんもホッとした様子でした。
最後に見どころについて古田さんは
「人間ドラマの要素がたっぷりですね。1話を見た人は2話も見たくなるような話になっています。初回ですね。絵面は地味ですが……(笑)。」
とまた会場を沸[わ]かせてくれると、今度は杉本さんが
「内容で勝負です。」
とツッコミ返しでPR[ピーアール]し、現場の和やかなムードが伝わってくる、お茶目で楽しい制作会見でした。
月曜ミステリーシアター『隠蔽捜査』
1月13日(月・祝)よる8時よりスタート
(※一部地域を除く)