重松 大輝
Daiki Shigematsu
報道局社会部 2020年入社
担当番組:「JNNニュース」「Nスタ」「News23」など
Works
About my work
入社以来、社会部で記者をしています。はじめは警視庁クラブで、捜査一課担当として殺人や強盗などの凶悪事件の取材をしていました。現在は司法クラブに所属し、主に検察庁を担当しています。特に、東京地検特捜部が手がける国会議員の汚職事件や、企業などの脱税・経済事件を取材しています。取材した内容は原稿にし、撮影した映像とあわせて放送したり、現場から中継で伝えたりします。
他にも、裁判や、法務省が所管する犯罪や非行をした人の再犯防止、入管が扱う外国人問題なども追いかけています。中でも、社会の関心が高いテーマや提起すべき問題については、何か月もかけて取材し、企画や特集にして放送します。
Positive part of my work
自分の目で隠れた事実を見つけ、自分の耳で声なき声を聞く。そして、それを伝えられることに大きなやりがいを感じます。同時に、大きな責任もあります。様々な事情から、声を上げたくても上げられない人がいます。それでも、時間をかけて相手と信頼関係を築くと「あなたになら」と話してくれることがあります。そうした思いに応えられるように、苦しみを抱える人が一人でも減るように、丁寧に伝えていきたいと思います。
Negative part of my work
ある人にとって正しいことが、別の人にとっては正しくないことがあります。誰かを救うための報道が、別の誰かを傷つけてしまうこともあります。取材をすればするほど、正解がわからなくなります。独りよがりにならないように考え続け、悩み、仲間と議論して、また悩み。その繰り返しの中で、日々、仕事をしています。
Schedule of one day
6:00
起床・朝刊チェック
朝刊に目を通し、1日がスタート。
7:00
朝駆け
出勤途中の関係者に接触して話を聞く「朝駆け」へ。冬は特につらいです。
10:00
現場取材
どうすれば重要な証言にたどりつけるか、頭と足を使って情報と映像を集めます。
13:30
裁判取材
注目の裁判では、開廷15分後に中継なんてことも。裁判所から走って出てくるあの人です。
16:00
情報取材
弁護士や検察幹部と面会。相手は法律の専門家。勉強不足ではついていけません。
20:00
会食
色々な人と飲みに行って、ざっくばらんに意見交換。半分はストレス発散です。
Outside work
day off
休みの日は基本ゆっくりしていますが、仕事を通じて仲良くなった人たちとスポーツをしたり、飲みに行ったりすることもあります。記者でなければ出会うことがなかったであろう、年齢も職業も考え方も様々な人たちと友人になれるのも、この仕事の素敵なところです。
college life
学業に励みながらも、部活に汗を流し、ベンチャー企業を立ち上げつつ、学生団体で社会貢献活動をしたいなと思っていたら、卒業していました。思っていただけなのに、なぜか5年通っていました。後悔のない学生生活を送ってください。
Message
就活と聞くと、夜行バスの固い座席を思い出します。たった30分間の面接のために、夜行バスで16時間かけて大阪と東京を往復する日々…思い出すだけで、お尻が痛くなります。一方で、就活ほど自分と向き合った期間もありませんでした。「なぜ記者になりたいのか」「何に心が動くのか」眠れないバスの中で考えていたことを素直に言葉にできた時、初めて面接官が興味を持ってくれたように思います。
そして、あの時考えた色々なことが、今、取材活動の原動力になっています。たくさん考え、たくさん悩むと思いますが、その時間は就活を終えた後も、きっと意味を持つはずです。少なくともTBSでは、皆さんの情熱や問題意識を形にできると約束します。個性豊かな皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!
以上