今回のざっくり名作文学では、川端康成の「雪国」をざっくりとおさらい！
「雪国」の名作たる所以がざっくりとわかっちゃいます！
さらに、ざっくり３０では、携帯電話のアンテナがなくなった理由や、“幹事長”が注目を浴びるその訳、
パイナップルを食べると舌がピリピリするのはナゼ？オシッコをした後の「ブルッ」とするのは一体何？フランス料理でザリガニが出るって本当？
など、今回もみなさんの疑問に解り易くざっくりとお答えいたします。
みなさんの疑問を30秒で調べるざっくり３０
Alex20さんの疑問
『昔あった携帯電話のアンテナって、今ついてないですよね？でも、電波の入りが悪いので、やっぱりアレ、欲しいです。何でなくなったんですか？』
昔はこんなに長かった携帯電話のアンテナがなくなってしまった理由。
それは…
ざっくり言うと、「使う電波の形がコンパクトになったから。」
昔に比べて電波の幅も狭く、そして小さくなったため短いアンテナで十分になったんです。
さらに、短くなったアンテナをコイル状にぐるぐる巻きにすることで携帯電話の中に入れちゃうことが可能に！
こうして、携帯電話の中に内蔵できるぐらいの短いアンテナでも十分に電波をキャッチできるようになったため、昔みたいな長〜いアンテナが必要なくなったのです！
新宿党さんの疑問
『このあいだの政権交代で鳩山さんが総理大臣になって話題になりましたが、それと同じくらい小沢さんが“幹事長”になったことが話題でしたよね。
“幹事長”ってそんなにえらいんですか？』
ざっくり言うと、「けっこう偉い！」。
“幹事長”とは政党のNo２のこと。
しかし、No２である“幹事長”がこれほどまでに注目されているのは一体どうしてなんでしょうか？
ある政党が与党になると、No１である“代表”は総理大臣に選ばれ、内閣の仕事でとても忙しくなってしまいます。すると実質的な政党のNo１は“幹事長”ということに。
だから、“幹事長”が注目されるんです！
民主党の場合は、鳩山代表が総理大臣になったため、幹事長の小沢さんが注目の的になったのです。
では、幹事長は一体どんな仕事をしているのでしょうか？
ざっくり言うと、その仕事内容は「政党の『人とお金』に関することを全部決める」というもの。
幹事長は、党に集まったお金をどう使うか決めたり、選挙の候補者を選んだり…と、その政党の大事な仕事のすべてに指示を出すのが仕事！
まさに、党内一の実力者なんです。
ピリピリ王子さんの疑問
『パイナップルって甘いのに、食べるとなんか口の中がピリピリしません？どうしてフルーツなのにピリピリするんですか？もしかして腐ってるんでしょうか？』
そこでフルーツのスペシャリスト、Doleの大滝さんにその理由を伺いました。
大滝さん：ざっくり言うと、（パイナップルには）たんぱく質を分解する酵素が含まれているからです。
実は、パイナップルには、タンパク質を柔らかくする酵素が入っています。しかもこれが結構強力なので、人間の舌のタンパク質までも刺激！だから、舌が「ピリピリ」してしまうんです。
ちなみに、「パイナップルがタンパク質を柔らかくする」という性質を利用した料理があります……それは「酢豚」！
パイナップルの酵素が豚肉を柔らかくし、食べた時の消化を助けているんだそうです。
他にも、パイナップルと同じように舌に刺激を与えるタンパク質を分解する酵素を含む食品として「メロン」があります。
生ハムとメロンの意外な組み合わせも、実はパイナップルと同じ理由からなんだそうです。
すぎっちさんの疑問
『トイレでオシッコをした時、いつも“ブルッ”となるんですけど、あれ何ですか？
やっぱり、熱いオシッコが出ちゃって体温が下がったからですか？』
そこで、横浜市立大学の鈴木先生に真相を伺ってきました。
鈴木先生：体温と同じ温度のものが外へ出るわけですから、温度を失うということはありません。
そう、“ブルッ”となるのは体温が下がったせいではないのです！
では、どうして“ブルッ”となるのでしょうか？
鈴木先生：ざっくり言いますと、神経のバランスが一瞬崩れることによって“ブル”っとくると考えられています。
人間のオシッコは神経が膀胱をゆるめたり、締めたりすることによって操作されています。 そのため、オシッコが終り、神経が素早く膀胱を締める動きに切り替わった瞬間、体が“ブルッ”となるのではないか…ということなんだそうです。
しかし、このオシッコの研究にはまだまだ分からないことがいっぱい！
「季節によって変わるのか？」「どうして男性のほうがよくなるのか？」「ウンチとオシッコで違うのか？」
などなど、まだまだ解明されていないことがたくさんあるそうです。
KA・RI・Nさんの疑問
『ザリガニがフランス料理店で食べられるって聞いたんですけど、本当ですか？それって
田んぼでとれるあのザリガニ？』
そこで赤坂にあるフランス料理店「オステルリースズキ」のオーナーシェフ鈴木さんに聞いてみました。
鈴木さん：ざっくり言うと、田んぼでとれるザリガニと同じものです。
田んぼでとれるあのザリガニ、実はフレンチの世界では“エクルヴィス”と呼ばれる高級食材だったのです！
こちらが、活きのいいザリガニを軽くソテーした「エクルヴィスのサラダ」。
そこで、早速試食してみると…
これが実にウマイ！
しかも最近、このザリガニの価格が上がっているんだとか！
築地市場でザリガニを扱う「大六」さんによると、
今まで獲っていたところにザリガニがあまりいなくなったため、昔に比べて値段が上がっているんだとか。
ザリガニの生息地である水田が減ったせいで、ザリガニの数がかつての１/３に減少。そのため値段が上がってしまったそうなんです。
では、一体どれくらい値段が上がってしまったのでしょうか？
実は、ザリガニは味覚の王様「毛ガニ」と同等の１キロ２５００円もするそうです。
そう、いまやザリガニは正真正銘の高級食材なんです！