今回のざっくりマンデーは、 皆さんの疑問を30秒で調べる「ざっくり30」まつり第3弾! ユニクロ用語の「ユニバレ」「ユニカクシ」「ユニカブリ」ってなに? パソコンに使用するUSBメモリに突如現れる謎のファイル、その正体とは? ニュースでよく耳にする機密費って一体なに? トイレに設置されている「音姫」が日本にしかないってホント? アナログ放送が終了する瞬間の画面ってどうなっちゃうの? などの疑問に、ざっくりとお答えいたします。
みなさんの疑問を30秒で調べるざっくり30
昨年、最大のヒットブランドといえばユニクロ! 日本だけでなく、世界でバカ売れ!
そんなユニクロに関する、ゲタロウさんの疑問 『さまざまな「謎のユニクロ用語」を耳にしました「ユニバレ」「ユニカクシ」「ユニカブリ」とか…意味わかんないんですけど、なんなんですか? 』
そこで、街行くみなさんに聞いてみました。 まず最初の言葉は「ユニバレ」
街の人:ユニバレはユニクロってバレちゃうこと
「ユニバレ」とは、ユニクロの服だと他人にバレてしまうこと。
続いての言葉は「ユニカクシ」
街の人:脱いだときにタグでバレちゃうからそれを取っちゃうこと
「ユニカクシ」とは、タグを取ってユニバレを完全防止することを言うんです。
最後の言葉は「ユニカブリ」
街の人:この格好でユニカブリしました。
「ユニカブリ」とは、同じユニクロファッションの人と出会っちゃうことを言うそうです。 こうなると気になるのが、この「ユニカブリ」。 普通にユニクロを着ていると、どれ位の確立でユニカブリがおこるのでしょうか? そこで、確立のプロ!サイエンスライターの野口さんに聞いてみました。
ところが!?
野口さん:あらかじめ条件を設定しないと(確立は)出せないですね。 ということで、こちらの黄色いフリースで条件を設定。
この秋冬フリースの総生産枚数は、2000万着。 全172種類が平均的に全て売れたと仮定。 さらに、フリースを持っている人が3日に一度身につけるとして、街で1000人とすれちがったとします。
この条件で同じ黄色いフリースの人と、ユニカブリしちゃう確立は一体何%なんでしょうか?
野口さん:約26%になります。
では、解説! 2000万枚を172種類で割ると、1種類につきおよそ、11万6千着売れたことになり、これを、日本の総人口で割ると、0.0009という黄色いフリースを持っている確率が判明。
さらに、3日に一度身に付けるという条件があるので、確率はさらに減って0.0003。 これは、逆に、0.9997の確率で、黄色いフリースは持っていないということに。
そして、 全体を1として、フリースを持っていない人とすれ違う可能性を差し引き、これに100をかけると、26%!
つまり、黄色いフリースを着て出かけると、4回に1回はユニカブっちゃうんです。
パソコンで作った文章や画像なんかを、別のパソコンに移す時なんかにとっても便利なUSBメモリ。
そんなUSBメモリに関するマジカルファイルズさんの疑問 『最近、USBメモリの中に、見慣れないファイルが勝手にできてました、これ何なんですか?』
そこで、トレンドマイクロ(株)サポートサービス本部課長の飯田朝洋さんに伺いました。
飯田さん:ざっくり言うと、見慣れないファイルって言うのは(コンピュータ)ウイルスの可能性が非常に高いです。
飯田さん:昨年一年間(2009年)で言うと、USB経由で感染を広げるウイルスはトップになっています。
実は今、コンピュータウイルス感染を一番広げているのは、USBメモリだったんです!
ウイルスに感染したUSBをパソコンにさすと、パソコンが感染。 そこに、別のUSBメモリをさすと、今度はそのUSBメモリが感染。 さらにそのメモリを、別のパソコンにさすと、パソコンが感染!
つまり、USBメモリがウイルスの運び屋となって、どんどんウイルスが広がっているんです!
では、一体コンピュータウイルスってどんなものがあるのか? 世界で流行したウイルスをご紹介いたします。
まずは「ハッピー99」
これは、ファイルを開くと花火が打ち上がる、ちょっと楽しいウイルス。 でもメールを送ると、そのメールに自動的に添付されてしまうめんどくさいやつなんです。
続いては、「ハイブリス」
このウイルスを起動させてしまうと、巨大うずまきが、ど真ん中に登場!! このぐ?るぐる、ずーっと消えない! 画面を邪魔する、うざ〜い、ウイルス。
続いては、「ひかる」
この「ひかる」ってウイルスは、こわ〜い女の子が現れるっていうウイルス!
でも、本当にこわーいのは、個人情報を外部に流出させたり、パソコンを壊したりするウイルス!
だから、ネットをする人もしない人も、パソコンを買ったら、ウイルス駆除ソフトを必ずインストールしておきましょう! ウイルスを自動で駆除してくれますよ!
現金よ恋さんの疑問 『機密費って、どんなお金なんですか? なんか、ヤバいことにでも使ってるんじゃないですか?』
そこで、おそらく機密費に関して日本一詳しい、この方! 衆議院議員、鈴木宗男さんに聞いてみました。
鈴木議員:ざっくり言うと、自由に使えるお金です。 それが、外務省と官邸にあるということです。
機密費は、外務省が使える外交機密費と内閣が使える官房機密費の2種類あります。 この機密費、他の経費とは違ってある大きな特徴があるんです!
それは・・・
鈴木議員:領収書がいらないことです。
実はこの機密費、領収書がなくても会計処理されちゃうんです!
鈴木議員:もっとざっくり言いますとね、機密費は官邸の自由に使えるお金です。 自分の財布に入っている小遣いみたいなものです。
では、気になる機密費の中身とは?
鈴木議員:1つは交際費ですね、飲食も当然入ります。 国会がぶつかって審議がうまく行かない時、なんとか円滑に動かしたいという時に(与党と野党が)会合をもったりします。 鈴木議員:あるいは国会議員の餞別、海外に視察旅行に行くときに「これを自由に使ってください」と渡すんですね、10年位前まではあったでしょうね。
さらに、鈴木さんが官房副長官で、官房機密費を使う側だった時は・・・
鈴木議員:特別なイベント・会合、その費用も出してくださいと頼まれました。 500万円 あるいは1000万円という時もありました。
そもそも、なんで機密費って明らかにしないのでしょうか?
鈴木議員:例えば外交なんかやる場合、誰々と食事をしましたとか、 誰々に旅費・交通費代を出しましたとか、これ伏せなければならない立場の人もいますよね。
鈴木議員:国益上、あるいは外交交渉、相手がありますから私は伏せるものは伏せる、それが機密費だと思うあきらかに出来るものは明らかにした方がいい!
ちなみに、昨年の官房機密費は14億円! これら、もちろん税金ですよ!
今や節水でエコは当たり前! 中でも、元祖節水でエコしているのが、女子トイレには当たり前の「音姫」。
そんな音姫に関する、おっとり☆姫☆さんの疑問 『音姫って日本にしかないって聞きました!ホントなんですか?』
そこで、音姫を開発したTOTOで伺ってきました。
TOTO担当者さん:ざっくり言うと音姫は、日本人女性の恥じらいの気持ちから開発された商品なんですね。 実は、トイレの音を恥ずかしいって思うのは、世界でも日本人女性だけ! だから、音姫は日本の女性トイレにしか付いてないそうなんです。 ちなみに、音姫の作動時間は、みーんな一緒、ぴったり25秒!
では、なぜ25秒なのかというと・・・
開発当初、TOTOの女性社員が協力し合って、みんなのトイレに掛かる時間を算出し、25秒に決めたそうです。
ちなみに、音姫がない海外に行った時に便利なのが、TOTOの技術力を元に開発された、携帯できる「ケータイ音姫」!
さらに「トイレの音消し機能」はiPhoneのアプリにも登場! 節水でエコ!みなさんも活用してくださいね!