火曜ドラマ『カルテット』

現場レポート

342017.3.17
スティックドミノ

「本当のわたしは……わたしは……わたしは……本当のわたし……わたし……」
「もういい。いいいい、もういいよ。何も言わなくてもいい」


辛くて言えない真紀、いたたまれない思いで見据えるずずめ
それを見守る諭高と司

真紀の告白シーンでは、リハーサルから大粒の涙を流して演じていた松さん、それに応えて力強く演じる満島さん、高橋さん、松田さん。アドリブ一切なし、一言一句が台本そのままなので、内容は分かっているはずなのですが……本番さながらのお芝居にスタッフの目も涙で潤んでいました。(迎えた本番も4人の集中力は高く、1発OKでした!)

そんな真紀の嘘を知っても、「信じる」と決めた3人。
4人はDVDを見たり、スティックドミノをしたり、歯を磨いて洗濯をしたりといつも通りに過ごし……とっても穏やかな時間が流れていましたね。

そのひとつ、アイスの棒のような木のヘラを組み合わせて弾け飛ばして遊ぶ“スティックドミノ”シーン!
まるで生きているかのような迫力に驚いた方も多いのではないでしょうか?

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スタッフ打ち合わせ中。

撮影の都合上、事前にスタッフが組み立てており(6、7人で1時間ほどかかったそうです。発売元の方も来てくださり、ご指導いただきました!)、最終ブロックを松さんと満島さんが2人で組み立てることに。
松さん「すずめちゃんに棒を渡す。押さえる」
満島さん「受け取る。つなげる」
松さん「この繰り返しがいいよね」
満島さん「うん」
などと相談していて、「生で見た方が迫力はあるんですけどね」と坪井監督が事前にテストした映像を見せると、「わ〜!!!!すごい!何これ、すごい!」と満島さん、「これは迫力ありますね」松さん。
お二人は本番を待ちきれず、ソワソワしていました(笑)

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テーブルの上にはスティックドミノとゴールで使ったカップ!

そしてリハーサル後、危うく椅子でスティックを踏んでしまいそうになった松田さんに、「別府さん、うしろ!あぶな〜い!」と満島さんは駆け寄り、大笑い。本番前に弾け飛んでしまうと組み立て直しになってしまうため、「クリップで留めて〜!」と坪井監督らスタッフ陣も焦っていて……「(満島さん)今日は窮屈な世界ですね〜」と、現場はとっても和やかな雰囲気でした。

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ゴール地点には、すずめのマスコットが!

そして、本番直前。1本でも組み方を間違えてしまうと、うまく弾け飛ばないため、「怖いな〜。これで失敗したら〜」とスタッフは何度も確認。「1発でいくよ〜」と坪井監督から声がかかり……「みぞみぞしてきた〜」と満面の笑みの松さんと満島さん。

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俯瞰目で撮影するため、階段上と横の壁上にカメラを設置。
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本番直前!ワクワクしつつも緊張気味の4人!

そうして迎えた本番は……見事1発で成功!
カット!と監督の声がかかっても、「凄かったぁ〜!」と大盛り上がりの4人。

坪井監督「動画、撮れました?」
満島さん「たぶん、撮れていると思います」と再生させる。
松さん「おお。すごい!」
松田さん「おーーー!」
高橋さん「いいね〜」
松さん「上手〜」
満島さん「最初の真紀さんの表情、すっごくかわいい〜〜!」
坪井監督「いい顔してますね」
満島さん「すすめが撮ったのもどこかで使えるかなあ?」
坪井監督「迫力、伝わりますね〜」
満島さん「撮れててよかった〜」
と、“スティックドミノ”に魅了されていた一同でした。

そうそう、ほろ酔いの諭高が「みんなと出会ったから。ね、ね」と司に言う部分。セリフは台本そのままなのですが、リハーサルで「ね、ね」と高橋さんが松田さんの腕をぽんぽんと叩いたのを坪井監督が気に入り、「司さんも何か出来ますかね?」とリクエストして生まれたやり取り。テストでは司が諭高の肩をたたいていたのですが、本番ではうなずきながら諭高と同じ仕草をしていた司(松田さん)。セリフはもちろんですが、仕草でも印象は変わりますよね〜。ちょっとカワイイ2人に癒されたのではないでしょうか?

そんな4人の生活は、真紀がいなくなったことで、大きく変化。
次回は、『カルテット』最終話。みなさん、お見逃しなく!

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