インタビュー

鈴木仁さん

一茶の役作りはどのように?

設定も性格も自分と大きく違うので、原作や台本からイメージを膨らませたり、監督と相談して作っています。僕自身はこんなに明るいキャラではないし、女性にキャーキャー言われたことがないので…。声も普段は低いので、一茶の明るくて軽いイメージに合わせて少し高くしています。華道に関しては、生け方だけでなく姿勢や所作なども先生から習っています。
今回はまず役をいただけたことがすごくうれしかったので、とにかく一生懸命やりたいという思いです。

一茶とご自身で共通する部分は?

自分の世界を持っているところでしょうか。この春まで高校生でしたが、友達と一緒にいても僕はフッと自分の世界に入ることがあるので、「またどっか行ってるね」ってよく言われました(笑)。みんなと騒ぐ時は騒ぎますが、あまり興味がない話題に無理して合わせないんですよね。そんな時はケータイで漫画を読んだりして、しばらくしたらまた自分から会話に入っていくという感じで。でも、そういうところがとっつきにくいのか、女子としゃべる機会はあまりなくて、むしろ「コワイ」と言われました(笑)。

ドラマのテーマのように「自分らしさ」を大切にしている?

周りに合わせたり、人の意見を受け入れることももちろんしますが、同時に自分のリズムを崩さないようにもしています。ファッションもそうで、普段は流行を取り入れながらも自分の好きなスタイルを貫いています。型にとらわれないで、自分らしく生きるってやっぱり大切だと思います。うちは家族全員がそういう自由な感じなので(笑)。

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どんなご家族ですか?

両親と3歳下の弟と僕の4人家族です。それぞれ1人の時間を大事にしていますが、けっこう仲はいいんですよね。僕は母親と2人で映画を見に行きますし、父親はマウンテンバイクが趣味で、パーツを集めて僕用のマウンテンバイクを作ってくれたんです。最近はちょっと行けてないですが、それに乗って一緒に山の中を走ったり、下ったり。弟とももちろん遊びます。今は家族で『花のち晴れ』を楽しみに見てくれていて、言いたいことを言われながら笑ってます。

恋愛も自分のペースを大切にしたいタイプ?

そうですね。お互いに共有できる部分は一緒に楽しんで、そうでないところは相手の意思を尊重する。そんなふうにして高め合える関係が僕はいいなと思います。

ファッションモデルの仕事と俳優の仕事、違いは感じますか?

ドラマは『リバース』に続いて今回が2作目です。最初は一つのシーンを何度も繰り返し撮ることに驚きましたし、撮ったたくさんのカットを組み合わせて一つの自然なシーンが出来上がるという映像作品の作り方が面白いなと思いました。それは雑誌と違うところですね。

それと、モデルの仕事は服の見え方を意識しつつも、見せるのはあくまで自分。一方、俳優の仕事は自分を抑えて役を見せるので、自分にはないと思っていたものが出てきた瞬間がすごく新鮮です。一茶のキャラクターも最初は戸惑うことばかりでしたが、回を重ねるごとに自分と違うからこそ楽しいと思うようになりました。
今後も俳優とモデルの仕事で全然違う自分を見てもらいたいし、他の人にはないものを出していけたらと思っています。

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“花晴れ”の現場はいかがですか?

話題は大抵平野くんが持って来てくれるので、会話のネタは事欠かないですね(笑)。おかげで撮影が始まって間もない頃から現場の雰囲気はすごくいいです。あと、平野くんは腕相撲が本当に強いですね。こちらがいくら本気を出してもビクともしなくて。僕と中田くんが本気で闘ってもビクともしなくて…それもまたスゴイですよね。そんな腕相撲対決をしたのが1カ月くらい前。その後、中田くんは筋トレを頑張ってるし、僕も友達とボルダリングを始めたので、ドラマが終わる頃はどうなっているか、またみんなで対決したいです。

5話(5月15日放送)で一茶の華道ショーがありますね?

撮影すごかったです。一茶がステージ上から会場に向かって「いくよ」って声を掛けるんですが、その瞬間、「ワー」って大歓声に包まれて。「おー!キター!!」って(笑)。
でも、花を生けるシーンはけっこう難しかったです。竹の飾りの真ん中に花器があって、そこに枝物の花を生けていくんですが、どんどん密集して隙間が減っていくんです。最後の1本は途中で他の枝にぶつかってしまって、テスト撮影は何度やってもなかなかきれいに奥まで刺さらなくて。でも、本番になったらスッと気持ちよく入ってくれました。ステージの下で見ていた華道の先生も、「良かったよ」という感じで親指を立ててサインを送ってくださって。ホッとしました。あの華道ショーがどんなふうに仕上がっているか僕も楽しみですし、ぜひ皆さんにも見ていただきたいです。

今後の展開や一茶に期待することは?

僕自身、毎週オンエアを見るのが楽しみなんですよね。スピード感があるし、この先どうなるんだろうって。音や晴や天馬たちの恋愛を、一茶がもっともっと動かしていくような立場になったらいいなと思います。彼らにとって一茶がより影響力のある存在になれたら…。そのためにも、今は反省することの多い自分の演技ですが、課題を一つ一つクリアして、それぞれのキャラクターと関わっていきたいです。

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