警察あれこれマメ知識

警視庁の成り立ち（2013.4.22）

警視庁は、東京都知事が所轄する「東京都公安委員会」の管理の下、都警察の本部として設置されています。ちなみに、警察は階級制度を採用していますが、警視庁のトップとなるのが警察機構の最高位となる「警視総監」です。あ、前回このコーナーで警視庁を管理するのが「警察庁」なら、警察庁長官の方が階級が上になると思うかもしれませんが、警察庁長官には、警察の階級制度が適用されていません。警察法第62条の規定により唯一、階級制度の枠外に置かれているのです。なんだか不思議ですね…。

さて、警視庁はその警視総監の下に副総監がいて、11の部署が設置されています。その部署というのが「総務部」「警務部」「交通部」「警備部」「地域部」「公安部」「刑事部」「生活案全部」「組織犯罪対策部」「警察学校」「犯罪抑止対策本部」となり、ハギさんや秋穂が所属している捜査3課や田端課長や菅井刑事が所属している捜査1課は、「刑事部」の中に置かれています。

また、都内には現在102箇所の警察署が設置されていますが、都内を10のエリアに分けて方面本部が設置され、その下にそれぞれの警察署が所属しています。なお、地域の生活に身近な交番ですが、警視庁のホームページによると平成24年度で826箇所、駐在所が258箇所が設置されています。