出演者インタビュー

香澄弥生役 須藤理彩さん

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台本を読んだときの感想を教えてください。

香澄のように、一所懸命だけどクールな一面があったり、仕事に対して真面目に向き合っている女性の役は、一番演じてみたかったので、すごく嬉しかったです。
脚本の永田優子さんの作品は、以前にも一度出演させていただいたことがあるのですが、登場人物全員がちゃんとドラマを持ち合わせていて、すごく生き生きしています。永田さんのその世界観が本当に好きで、今回も登場人物全員に永田さんの愛があって、すごく惹かれました。

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演じていらっしゃる香澄先生はどんな女性ですか?

昔ながらの職人のような人で、研修医達には「とにかく見て学べ!」という意識でいますね。彼らに対する接し方は、それぞれ先生によって違いますが、中でも香澄先生が一番厳しくて怖いんじゃないかと思います(笑)。実際の指導医の先生はこんなに怖くないらしくて、医療監修の先生に「研修医、怖くてどんどん減っちゃいますよ」と心配されてしまいました(笑)。ただ、プロデューサーは「40歳を前にした働く女性としての分岐点や悩みを持ち合わせている人なので、仕事中はそれでいいんです」と言ってくださっているので、それを信じて貫こうと思っています。この先の話の中で、アラフォー女性としての悩みなども垣間見えるかもしれませんね。

須藤さんは、香澄先生と重なる部分や共感できることはありますか?

香澄先生はやるべきことが見えていて、そのために今、大事にすることを自分の中でちゃんと持っています。研修医で何もできないから意地悪を言っているのではなく「これくらいのことはできていないといけない」という、まだ達していないことに対しての厳しさだと思うので、そういう厳しさには共感できますね。意地悪と厳しさは意外と紙一重で、香澄が注意していることは意地悪ではない、それはブレないようにしています。

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演じる上で気をつけていることはありますか?

「感情を表に出さない、何を考えているのかわからない怖い人」なので、叱るところでも熱くなるのではなく、バシッと短い言葉で、冷徹な感じにしてみたのですが、初日にあまりにも感情をいれずに抑えすぎて、棒読みに感じるのでは?と自分の中では心配をしていました。でも監督からOKをいただいたので、自分がイメージするものと、監督が目指すものを確認していくようにしています。
研修医たちに対しては、ついつい普段の自分が出てしまうときがありますね。クールに「あとにして!」って言うつもりが、まるで普段娘に対して言っているような叱り方がついつい出てしまったり(笑)。

須藤さんも先輩として後輩を指導することもあるかと思いますが…

私は和気あいあいとやりたいタイプなので、あまり指導という感じではないのですが、気づいたことをアドバイスすることはあります。そのままうやむやにして、この先気がつかないでいくよりは、わたしが一言声かけることで若い役者さんがそこをちょっと気に留めてくれるようになれば…。現場で、その子が「この人は細かいところまで意識できるんだな」と周りから思われるようになってくれればいいと思います。

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個性的な方々が揃っていますが、現場の雰囲気はいかがですか?

それぞれ皆さんが持っているものと、役が重なる部分も多いので、違和感がないですね。撮影の合間に和気あいあいとしているうちに、自然にでき上がっている感じがします。
仲里依紗さんと共演するのは初めてなんです。画面を通して今までの作品をいくつか観させていただいていますが、ナチュラルで強いお芝居というか、引き寄せられるものが画面から出てくる、すごく強いものをもった魅力的な女優さんだと思っていたので、共演できて嬉しいです。実際に一緒にやってみて感じたのは、天性のものかもしれませんが、すごく演技が自然で、そこはすごく勉強になります。

メインの5人は同期ですが、須藤さんにとって「同期」とはどういう存在ですか??

一番近いライバルでもあり、悩みを共感できる仲間でもあります。お互い高め合っていけるというのが、同期の一番大事な部分だと思います。負けたくない気持ちもありつつ、弱い部分もさらけだせる存在ではないでしょうか。

ドラマのみどころ、メッセージをお願いします。

このドラマは、一人ひとりのキャラクターが、まわりの人たちと関わることによって、医者として、人として成長していく姿が描かれています。「医者ってかっこいいんだ」という憧れではなく、「医者も人なんだ」と共感できる部分があると思います。観ている人が「自分もがんばっていこう!」と前向きになれるドラマだと思いますので、この先もどうぞご期待ください。