上田晋也のニッポンの過去問

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【第73回】「ポートピアに続け、博覧会ブームはいかに盛り上がって、いかに沈んだか」(11月30日放送)

「上田晋也のニッポンの過去問」前回のテーマは「博覧会ブームはいかに盛り上がって、いかに沈んだか」でした。

博覧会というと、70年大阪万博を思い出す人も多いと思います。延べ人数で日本人の半数が訪れた日本中が盛り上がったイベントでした。国際博覧会(万国博覧会)は、これまで5回開かれました。良かれ悪しかれ、大がかりで、話題になり、それなりの成功を収めました。

成功を収めてきた「万博」の一方で、博覧会(地方博)というのもあります。80年代後半に一大ブームを迎え、各地で続々と企画されたものですが、ブームの火付け役は、まさしく81年の「ポートピア(神戸ポートアイランド博覧会)」でした。埋立地にアトラクションをつくり、インフラを整備、人と話題を集めた後に、埋立地開発を続けるという「ビジネスモデル」は、その後の各地の地方博のお手本となりました。ただし、バブルの波に乗る頃から、地方博は過剰になり始め、数々の博覧会は赤字を出すようになっていったのでした。

ところが「開催だけはしよう!」というその勢いは止まらなかったのです。数々の「同じような博覧会」「突飛なだけの博覧会」「誰をターゲットにしているのか分からない博覧会」はどうして企画されてきたのでしょうか。

地方博ブームはいかにして始まって、いかにして終わっていったか。
当時の映像を振り返りながら、関西大学教授の難波功士氏に解説をしていただきました。

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