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上野 海卯

Miu Ueno

コンテンツ制作局バラエティ制作三部 2018年入社
担当番組:
クレイジージャーニー
過去・・・ぴったんこカンカン、世界くらべてみたら など

Works

About my work

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現在はクレイジージャーニーのディレクターをしています。
入社前からずっと大好きな番組なのでディレクターとして携わることができて幸せな日々です。(他社のことは詳しくないですが、弊社のバラエティ制作は「やりたい!」を尊重してくれる先輩が多いです)

仕事内容はこんな感じです
▼取材準備
→担当ジャーニーが決まったら取材の準備開始。
打ち合わせ、取材先の安全チェックなど。

▼取材 →取材は数日のものもあれば数週間に及ぶことも。
普通、バラエティの収録にはカメラマンがいますが、ここにはいません。
想定外のことばかり起こる現場でカメラを回しながら質問を考えて、脳はフル回転。連日、朝から深夜までの取材で頭も体もヘトヘト。
ご飯が美味しいも国もあれば口に合わない国もあります。
極寒・灼熱・ジャングル・海中・・・現場はさまざま。
体を壊したら終わりなのでとにかく気合いで乗り切ります。
かなり体力仕事!でも、一番楽しい瞬間

▼編集
→帰国したらひたすらパソコンとの向き合い。
1日中椅子に座り、家に帰らず編集することもザラ。これが一番辛いです。
1カット、1ナレーション、全てにこだわってジャーニーが輝くVTR作りを心がけます。これも体力仕事。

▼プレビュー
→収録前に演出やプロデューサーにVTRをチェックしてもらう作業。
内容次第では編集やり直し。何回もプレビュー。
ディレクターの最大の関門です。

▼収録・オンエア
→MCに「クレイジーだね!」と言われるのが何よりも嬉しい瞬間!

通常、バラエティ番組はトップに演出がいて、その下で数人のディレクターが手分けしてロケや編集をして1時間の番組を作り上げますが、クレイジージャーニーはディレクター1人。
取材中は自分の質問1つで放送内容がガラっと変わることも。
責任重大ですが、それが楽しい番組です。

Positive part of my work

クレイジージャーニーの番組内で言うと、毎日違う仕事ができて、普通だったら生涯絶対に行かないであろう場所に行けて、出会えない人たちと仕事ができて、 その面白さを自分で多くの人に伝えることができるところ。

また、ジャーニーたちの生き様を間近で見られることも楽しく、時に涙するほど感動し、刺激をもらえます。

バラエティ制作全体に言えることでいうと、やりたいことはなんでも挑戦できるところ。
リアルイベント、新企画、番組グッズ制作、他社とのコラボ、新しいビジネスに至るまで、制作現場では常に新しいアイデアが求められています。
いろんなことに興味がある人が活躍できる職場です。

Negative part of my work

一見華やかな業界に見えますが、ディレクターの仕事の99%は地味な作業の繰り返しです。
面白い取材が求められ、面白いVTRを作ることが仕事なのでプレビューがうまく行かなければ迫る収録に向けてずっとパソコンと向き合い、泊まり込んで編集します。
何日も家に帰れないですし、休みが全くない期間もあります。
時には編集がうまくいかず涙が出てくるくらい辛い瞬間もあります。
ですが、全てはジャーニー・MC・視聴者に面白いと思ってもらうため。
絶対につまらないVTRは出せません。
こうして何か月も向き合ったVTRが収録や放送で反応が悪いとかなり落ち込みます。。。

Schedule of one day

9:00

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ジム

食生活も睡眠も不規則になりがち。 入社後は太る人が多いです。最近出社前の運動を始めました

11:00

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出社

出社率はこの時間で15%程度・・ 朝9:00に出社したら「徹夜?」と聞かれるくらい夜型な職場 (写真は丸山ゴンザレスさん担当の先輩のデスクに並ぶ物騒な本)

12:00

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昼帯〜夕方は番組の定例会議、プレビュー、他部署との会議、企画会議、演出との分科会などの会議が入ります。最近はリモート会議が増えました。 意外と編集以外の仕事も多いです。 (写真は以前制作した丸山ゴンザレスさんと佐藤健寿さんのアクリルスタンド)

19:00

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編集作業スタート

昼間は会議が集中するのでまとまった編集時間が取れないことが多く、 会議が終了した後に編集を始めます

21:00

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夜ご飯

この日はバラエティ3部の年次が近い人と外食。 ずっと編集をしていると疲れるのでリフレッシュしによく外食をします。 制作3部はお笑い番組が多いからか(?)フレンドリーなスタッフが多く、 年次が近いスタッフとは友達のような関係です

23:00

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局に戻って編集再開

27:00

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仮眠

時にはこんな時間まで編集作業をすることも。 こちらは力尽きて椅子で寝ている先輩 ※毎日こんな生活が続くわけではありません!

Outside work

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day off

怒涛の編集期間は仕事以外何もできないのですが、それのおかげか、普段カフェで1時間のんびりするのも、友達とのご飯の時間も、幸せな気持ちでいっぱいになります! 繁忙期以外は割と普通の日々を過ごせます。
2日休みが続けは必ずどこかに旅行へ行き、毎年必ず夏休みもあります。今年はアメリカとメキシコに行けました。

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college life

バイトで貯めた資金でとにかく旅行を繰り返し、4年生になる前に1年休学して世界中を旅しました。
ネパールで興味のなかった山登りをしたり、スペインで巡礼をしたり、アラスカで川を下りながらキャンプ生活をしたり、、、
ただ漠然と観光するのではなく、何かゴールを作って旅をするのが好きで、自分の人生の傾向なんだと発見があったこともいいきっかけでした。
社会人になると長期休みはなかなか取れないので、やってよかったと心の底から感じています。
ちなみに、社会に出ると数年の入社の違いなんて全く気になりません!

Message

バラエティ制作の職場は、「観ている人にどう感じてもらえるように編集するか?」「どうやって番組の演出に自分の構成を認めてもらうか?」「どうやって新番組の企画書を通すか?」相手に面白い!と納得してもらうためにひたすら考え抜く仕事です。
そして就活は、自分のことを「一緒に働いたら面白そうだ!」と思わせる“演出”をする、テレビを作る上でも大切な作業だと思います。

私は、就活で強い体育会にも所属していなければ、学歴も周りに勝てない、話もうまくない、当時は大人と関わる機会も少なく割と人見知り・・・
素で挑んだところで勝てないと踏んでいたので、他の学生を出し抜くために「完璧な自分の演出」を意識しました。
余計なことを質問させない強いエピソードを散りばめた完璧なESと、完璧なプレゼン準備です。「どうやって育ってきて」→「学生時代何をして」→「テレビ局で何がしたい?」この人生に一貫性はあるか?そのエピソードは質問したくなる興味深い内容か?嘘っぽくないか?「ウチで働いたら面白くなりそう」と思わせられるのか?エピソードは練りに練り、「相手にこう思われたいからこう言うぞ!」と、家ではずっと面接の練習をして完璧な自分を作り上げました。
テレビ局に入った今でも、遠いようで根本的には同じような作業をしています。
自信がない人こそ、しっかり自分を見つめて、完璧な準備で挑んでください!

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