ドラマ用語解説

ドラマ半沢直樹をより深く楽しんで頂くための用語解説コーナー！劇中に出てくるちょっと難しい金融や証券などに関する用語を、ブーブとブーナがストーリー形式でわかりやすく解説します。

前回は、「合同報告会」で、全ての銀行が債権放棄を拒否し、東京中央銀行が抱えていた債権も無事に守られたよね！

スカッとしたのも束の間・・・。
銀行員生命を賭けて”債権放棄を受け入れるべきだ”と押し切った紀本常務。債権放棄の拒否が決まったのに、役職を辞さないと言い出したんだよ。

また、他の銀行（他行）に債権放棄を拒否するようにけしかけたとして、中野渡頭取が国会で参考人招致を受ける可能性が出てきた。

箕部議員は、中野渡頭取にまで圧力をかけてきた。

紀本常務と箕部議員は繋がっていると確信した半沢さん。

でも、なぜ紀本はここまで箕部議員に従うのだろう・・・？
箕部議員の目的って、何だろう？

そうだよね。

そんな中、帝国航空の山久財務部長からタスクフォースの再建草案を見せられた半沢さんは、赤字路線の羽田・伊勢志摩路線が撤退リストから外されていることに気づいたんだ。

伊勢志摩は、箕部議員の選挙地盤であり地元では「箕部空港」とも呼ばれているほどだった。

半沢さんは、全ての鍵を握るのは、箕部議員だと確認したんだ。

箕部議員について、何か掴めたの？

半沢さんは、大和田取締の手を借り、箕部議員が合併前の旧東京第一銀行（以下、旧T）から無担保で多額の融資を受けていたと掴んだ。

そこで、箕部議員への融資が不正だったという証拠となる、箕部議員のクレジットファイルを探すために、当時融資担当だった旧Tの灰谷を問いただすが、しらばっくれる。

しらばっくれるって、灰谷も何か隠しているってことね！

そう、紀本常務と灰谷は、箕部議員のクレジットファイルを隠すそうとしたんだ。

半沢さんは、検査部の富岡部長代理、大和田取締、大和田取締が裏で調査させていた福山、田島、智美の協力を得て、罠にはめ、クレジットファイルを手に入れたんだ！

大和田取締も福山さんも、半沢さんに協力してくれたのね！
でも、智美さんはどうして？？

花ちゃんが、智美さんが元銀行員で中野渡頭取の秘書だって言ってたけど、関係あるの？

そう！智美さんは、当時の旧Tの牧野副頭取の秘書で、中野渡頭取の部下でもあったんだ。

旧Tの牧野副頭取は、旧Tの不良案件の融資に関わり自殺をしたとされていたが、智美さんは、そんな不正を犯す人ではないと牧野副頭取の無実を信じていたんだ。

智美さんは、それで協力してくれたのね。

クレジットファイルを手に入れて、箕部議員の不正を掴めたの？

箕部のクレジットファイルを掴み、紀本常務を問い詰めた半沢さんと大和田取締だったけど・・・。

箕部幹事長に呼ばれ、牧野元副頭取が不正な賄賂を受け取っていたという証拠を突きつけられる。

これが表沙汰になれば、東京中央銀行は、業務停止命令も逃れないと、金融庁長官に伝えると、逆に箕部に脅されてしまったんだ。

そんな〜。せっかく掴んだ証拠なのに。

さすがの半沢さんも、箕部議員に屈するしかなかった。

そして、同じく箕部議員を追っていた金融庁の黒崎検査官も、箕部の魔の手が伸び異動にさせられることになったの。

黒崎検査官まで。箕部議員は、とことん追い詰めるんだね。怖いなぁ。

箕部議員を調べることができなくなった黒崎検査官は、「伊勢志摩ステートを調べなさい」と半沢さんに言葉を託したよ。

天敵だった黒崎検査官がヒントをくれるなんて。伊勢志摩ステートに何か鍵が隠されているかもしれないのね。

箕部議員の圧力で、東京中央銀行としても身動きできない状況だけど、半沢さんならきっと何か掴かむはず！半沢さん、頑張って！！

用語監修協力
このコーナーはドラマ本編の証券監修を務める
auカブコム証券にご協力いただいております。

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