ドラマ用語解説

これであなたもバンカー!ドラマ用語解説

ドラマ半沢直樹をより深く楽しんで頂くための用語解説コーナー! 劇中に出てくるちょっと難しい金融や証券などに関する用語を、 ブーブとブーナがストーリー形式でわかりやすく解説します。

ブーナ
前回は、帝国航空の永田財務担当役員の不正を暴き、半沢さんと帝国航空は、これから一丸となり再建案を進めていこうと希望を持ったところだったよね。
ブーブ
そう! ただ、政府直属のタスクフォースの乃原リーダーが、東京中央銀行へ債権放棄を迫ってきたんだ。
理不尽な要求は飲めないと宣戦布告した半沢さん。

それに対し、政府の白井国土交通大臣(以下、白井大臣)が直々に東京中央銀行へ訪ねて来て、債権カットを要請してきた。
それでも引き下がらない半沢さん。

白井大臣は、東京中央銀行を追い込むために、箕部幹事長の権力で金融庁の検査官を送り込んできた。
ブーナ
金融庁の調査??
帝国航空の債権放棄と関係があるの??
ブーブ
与信判断のヒアリングだよ。

そもそも東京中央銀行が、帝国航空に対して行ってきた融資が正しかったのかどうかの確認で、金融庁が問題アリと判断すれば、銀行は巨額の引当金を積む事態になる恐れもあるんだ〜。
ブーナ
それは大変。
でも、元々融資の時点で担当をしていたのは、半沢さんでなく、審査部の曾根崎次長だったよね?
ブーブ
そう!!
実際、当時の融資の際に金融庁へ提出した検査資料に誤った数字が記載されていたことが発覚した。曾根崎が、改ざんをしていたんだ!!

曾根崎はそれを隠すために、帝国航空の山久財務部長のミスだったと嘘をつかせた。山久部長の弱みに付け込んで取引を持ちかけた。
ブーナ
山久財務部長の弱みって??
ブーブ
帝国航空内で半沢さんの作成した再建案が、暗礁に乗り上げていたんだ。

再建案のうち特に難航していたのが、全社員の4分の1、およそ1万人の余剰人員の整理。山久財務部長は、この実行責任者になり、人員整理に苦慮していた。
早期退職、他企業への転職の呼びかけにより大幅に整理がついてきたものの、
残り500名の専門職の社員の受け入れ先が見つからずにいた。

山久財務部長は、この500名の受け入れ先が見つからない限り、訴訟は免れない大問題に直面していたんだ。

曾根崎は、その500名をリストラしなくて済むように、仕方なく他の部署に移動した人も戻す代わりに、山久財務部長に嘘をつくように強要した。
ブーナ
帝国航空の再生に向けて必死に取り組んでいる何の罪もない山久財務部長の弱みに付け込むなんて。
ブーブ
でも、半沢さんが、LCCのスカイホープ航空に、その500名の受け入れ先の確約を取りつけることができたんだ!

それで、山久財務部長は嘘をつく必要がなくなったんだ。
ブーナ
ふぅ〜良かった。
けど、曾根崎が改ざんしていたと言うことが判明したら、東京中央銀行の責任になるよね。金融庁検査は乗り切れるの?
ブーブ
残念ながら、銀行に落ち度があったことが判明されたことで、東京中央銀行は、金融庁から業務改善命令を受けることになってしまったよ…..。

銀行の立場は悪化している中、白井大臣は、更なる圧力をかけてきたよ。

スカイホープ航空の新規経路の認可を却下され、帝国航空の社員の受け入れを阻止してきた。
ブーナ
白井大臣、徹底的に打ちのめしてくるね。
芯を持ちどんなことにも屈しない半沢さん、次回も立ち向かって倍返ししてほしい!!!
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