今週の俺塾!目指せ偏差値72!桜葉学園!

塾には入らず、佳織と二人三脚で勉強することにした桜井家。しかし入れるものなら塾を利用しない手はない!困難な壁にぶつかったからこそ分かる原作者・桜井信一さん監修のもと、ドラマの信一が進める桜葉学園受験までの道のりを追いながら、受験ポイントを解説します!

第3回

受験までの作戦司令室「俺塾」開校!まずは受験までの行程表を作ってみよう。
今、偏差値41だからひと月に2ポイント上げていくのでもギリギリ…よっぽど頑張らないととてもじゃないけど間に合わない!

写真

そこで今回の俺からの中学受験指南!
『子ども時間を理解する』

“中学受験の不思議な常識”<その3>!
『6年生で反抗期のピークがきた子は中学受験に失敗する』
何だか運のものみたいな言い方だな。それは親の失敗だよ。

桜井信一流のアドバイス

19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが考案した「ジャネーの法則」を知っているかい?
俺はちゃんと研究したぞ。
“生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する”

写真

写真

中学受験の場合、子どもが受験勉強をしている時期は10歳から12歳あたりだ。
仮に親が40歳だとすると、子どもは生涯の10分の1程度の感覚で時を過ごしているのに、親は生涯の40分の1の時を過ごしていることになる。
生涯を80年と考えるともっと具体的になるぞ。
子どもはこの1年を10年分くらいの感覚で過ごしているのに、親は2年分の感覚なんだ。
その差は実に5倍。
子どもが立っている地球は、親よりもかなりゆっくり公転しているんだ。
 

写真

「さあ6年生。受験まであと1年しかない」そう言って焦るのは親だけで、子どもからすると、「あと1年もある」ってわけ。
時間の感覚が5倍も違うのだから当然だ。親がジャネーの法則を理解していないと理不尽なバトルになる。
 

悠長に構えていた親も、いよいよ6年生になると焦りだす。なぜかのんびりしているわが子の態度にイライラし、説教の毎日となる。反抗期を増長させているのは「親」というわけ。
子どもの目線に合わせるってことは時間軸を合わせるということだ。かがんで話せばいいってものじゃない。親も色々大変だ。


ページトップに戻る