ゲストインタビュー：vol5水森祥二朗役 渡辺大知さん
Ｑ.出演が決まったときの率直な感想を教えてください。また、作品にはどんな印象を持っていますか？
綾野剛さん＆星野源さんというありそうでなかったバディものにワクワクしました。メッセージ性の強いストーリーで個性的なキャラクターが、時には笑いも交えつつ本気でぶつかり合っているところがキラキラしていて魅力的だと思いました。
綾野さん演じる伊吹さんは、軽やかで優しそうな雰囲気でしたが、とんでもない熱さも感じましたし、誰よりも親身になって怒ってくれそうな感じがしました。
星野さん演じる志摩さんは、伊吹さんに対しては強気に接するところもありますが、1人で水森のところへ来たときなど、人としての強い優しさを感じました。
Ｑ.演じる水森にはどんな印象を持ちましたか？
自分が抱えていることだけでなく、社会全体や身近に起こっている問題まで自分の中に溜め込んでしまう人物だと思いました。苦しい思いをしている人々をたくさん見てきて、その全てが自分のせいに思ってしまったりする。そのジレンマを隠そうとして、本来の自分が分からなくなっている感じがします。
Ｑ.綾野剛さん、星野源さんと共演していかがでしたか？ また、なにか印象的なエピソードがありましたら教えてください。
お二人とも気さくに話しかけてくださって、アニキを持ったような気分になりました。今回はお二人とは壁のある役どころだったので、それこそ次は兄弟役とかでご一緒できたら嬉しいなと思いました。綾野さんから、このドラマで着ているバンドTシャツはいくつか自分で用意したものだと教えてもらいました。
Ｑ.今回のみどころを教えてください。
今回はいろいろな立場の人物がそれぞれの場所で懸命に生きている姿が描かれているところが見どころだと思います。水森のように社会問題を肌で感じている立場の方は実際にこの国にいるかもしれません。困っている人のために周りができること、作れる環境はあって、そういったことで誰かを救うことができるかもしれない。自分もこのドラマを通して、生きることについて考えるきっかけにしたいと思いました。