REPORT（現場レポート）

みなさん、ごきげんよう
第9話はいかがでしたか？

ついに最終決戦を迎えた沙羅駆とマリア・T。
マリア・Tの策略で警察に命を狙われる身となってしまった沙羅駆は……。
第9話の感想はファンメッセージに書き込みをお願いします。

さて、第9話では沙羅駆とマリア･Tとの対峙。
そして、沙羅駆と賢正の過去が明らかになりましたね。

沙羅駆とマリア･Tの対峙シーンでは、リハーサルから、織田さんと中谷さん、坪井監督、カメラマン、照明部などスタッフが相談し、1カット1カット幻想的で色っぽい空間を作り上げていました。

沙羅駆の後ろからマリアTが現れるのは坪井監督のアイデアなのですが、「沙羅駆一人でこの部屋を歩く感じがいいね。マリアTはいないのか？とも思わせてくれる」と織田さん。観察しつつも何かを察している沙羅駆の表情、何とも言えずかっこよかったですよね〜。

会話部分では、あえて沙羅駆とマリアTが少し離れた正面で対峙したり、沙羅駆がマリアTにグイっと近づいたり……その距離感に関しても、この部屋の構造を利用し、4時間ほどかけて撮影が行われたのでした。
みなさん、沙羅駆とマリアTの対峙はいかがでしたか？

そんな折、奏子と賢正が登場！
坪井監督から、「ドアの前で、奏子と賢正が遣り合っている感じを声で表現してください」と要望があり、バタバタと「ダメです！落ち着いてください」と映像では見えていない部分でお芝居をしていた土屋さんとディーンさん。テスト前には、「どいてください、と言いながら、“シャー！！”ってポーズやって（笑）」とディーンさんが土屋さんに冗談を言い、和やかな雰囲気。
しかしながら、いざテスト＆本番始まると、集中高く緊迫した空気を作り上げていました。

賢正が銃を構える部分では、「 “マリアT！”というセリフは、叫ぶというよりはドスを利かせる感じのほうがいいですよね？」とディーンさんは、言葉のニュアンスを坪井監督と丁寧に話し合い。さらに、アクション指導の森崎さんに「（ディーンさん）銃の構え方ですが、賢正として不自然ではないですか？」「（森崎さん）時代の流行もあるんですけど、こう持ったほうが、男らしいというか」「（ディーンさん）こういう感じで？」「（森崎さん）そうです」などと構え方や仕草を打ち合わせ。
賢正の怒りを丁寧に表現されていました。

そして、ご覧いただいた方はご存知だと思いますが、このシーンはとっても長いので、本番は緊張高く、合間は穏やかな空気を作り、終始現場の側にいた4人。
坪井監督と照明部さんが“銃を撃つ位置”を確認していた際、「この光だと庇わなくても、間違えて若を撃ってしまいそうです（笑）」とディーンさん、「そんな腕前なら、銃を持つのをやめてしまえ！（笑）」と織田さんが話していたり、
沙羅駆を撃ってしまった賢正に対して、
織田さん「やっちまったね」
ディーンさん「やっちまった〜（笑）」
中谷さん「やっちまった〜（笑）」
土屋さん「やっちまった〜（笑）」
と、モニターを見ながら楽しそう笑ったりしていました♪

話を戻しまして、撮影では……。
銃の“発砲”と血のでる仕掛け“弾着”があり、もちろんプロにご協力いただいています。
織田さんは「沙羅駆の弾着（血が飛び出るしかけ）があるので、中谷さん危ないから、少し離れたほうが言いと思うんです」とマリアTを庇う動きの提案をし、さらに撃たれた後の“倒れる仕草”を華麗に見せるため、アクション指導の森崎さんに相談したり、1つ1つ細かに確認。

また、ディーンさんも「若を撃ってしまった後、動揺はもちろんありますが、若に説得されるまでは、マリアTを殺そうとする意思があり、マリアTを銃で狙っていた方がいいのかな？」と坪井監督にアイデアを出したり、中谷さんが“撃たれて倒れる沙羅駆を見つめる視線”を工夫されていたり……と、妥協を許さない4人。

そうそう、マリアTが沙羅駆を見つめる部分では、織田さんが「キレイ。すばらしい。色っぽい」と絶賛していて、「ありがとうございます」と中谷さんは照れていました♪