出演者インタビュー

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vol.3 渡辺いっけいさん

「ステップファザー・ステップ」への出演が決まったときの感想を教えてください。
実は宮部さんの作品への出演が決まって喜んだのは、ぼくよりも妻でした。宮部さんの作品は、ミステリーの中に情念と言いますか、被害者も含め、人間と人間が絡み合っていてとても楽しいです。
原作ファンの方もご覧になりますから、演じているこちらには、そのプレッシャーがありますね。原作のテイストもきちんと構築しながら、ドラマはドラマとして楽しんでいただきたいです。
脇坂刑事とはどんな人ですか?

脇坂刑事の役柄は、結構な多重構造です。町の刑事ですが、娘が双子とクラスメートで、だから“俺”とは父兄同士でもあるんです。もっとも、上川くんの演じる“俺”はニセモノのパパですけれどね。そこに担任の先生が絡んできて、という関係性で、どうミステリーを紡いでいくのかが、ぼくの最大の楽しみです。
それから、脇坂刑事は、今は宗野さんだと思っている“俺”を「怪盗キング」と見抜く日は来るのかどうか。今のところ、脇坂刑事はうっかりばかりで、奥さんの芳江さんのほうが、いろんな情報を“俺”にあげています。その中に重要なことがポロッと入っていて、意外と優秀なんですよ。実は、元婦警なのではないかと思いますね(笑)。
須藤理彩さんとの夫婦役はいかがですか?
須藤さんは、第1話のご自分の芝居を見て、芳江さんがきつすぎる、と気にされていましたが、ぼくは本当の夫婦というのはSとMの関係と言いますか“恐妻”というだけでも、何かその夫婦から伝わるものがあると思うんです。
「本当は仲がいい」と分かって見ていただける気がしているので、今の感じでいいと思っています。なにか、リアルな感じがするじゃないですか(笑)。
この「恐妻」という関係も、この先理由が出てくるはずですが、きっと誤解だったり、面白いことがあるんだと思います。
演じるときに気をつけていることはありますか?

まずは脚本をしっかり演じることが大事だと思いますから、最初は抑えていました。最近は現場でやってみて「少し足してもいいかな」と思うと、今は少しアドリブを加えるようにしていますね。上川くんはアイデアマンなので、いろいろこちらに投げかけてくれるので、乗っかると楽しいです。
最初のぼくと須藤さん、それに上川くん3人のシーンで、ぼくがどう去っていこうか考えていたら「“俺”に文句を言う感じだとどうでしょう。『“俺”のせいで怒られている!』というような。」と提案してくれて、すごくうまいなあ、と思いましたね。ぼくにはない思考回路です。もちろん、いただきました(笑)。ちまちまとした感じのキャラクターに非常にあっていて、面白かったです。
ほかの共演者の皆さんとはいかがですか?
小西真奈美さんはずいぶん前から存じ上げてはいるのですが、実際にお仕事をするのは初めてです。ドラマの中では、小西さんと絡むことが多いのですが、あの先生は何故か脇坂刑事に対して気が強いというか「あなたは出番じゃないでしょ!」というような関係です。その反動といいますか、芝居以外のところでは小西さんに突っ込むことが多いです(笑)。キレイなだけではなく、思い切りも良い方で、楽しいですよ。
ご覧の皆さまにメッセージをお願いします。

脇坂刑事は、仕事に熱心ですけれど、うっかりが多い人です。「銭形警部」と聞いていたのに、実は「うっかり八兵衛」!?そこが脇坂刑事の魅力でもあります。
新鮮な気持ちで、血の通った役を演じたいです。ところどころにぼくの実体験も含まれているので、奥さまたちより、ご主人たちに「わかるわかる」と思いながらご覧いただければ幸いです。

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