出演者インタビュー

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vol.1 上川隆也さん

脚本を読まれた感想を教えてください。
特製ランチのようなイメージです。コメディ要素あり、「怪盗キング」という側面を持つ“俺”の、少しハードなイメージ、宮部先生ならではのミステリー、そしてちょっと、ほろっとさせてくれる部分もあって、何でも乗っているお得な定食です。食べ逃しがありません(笑)。見てくださる方に「楽しんだな」と思っていただける作品にするために、中年の身体にムチ打って、日々子どもたちと撮影現場で走り回っています(笑)。
泥棒を生業としてきた名前もない男と、「双子」という存在との出会いは、異文化との遭遇です。経験則のないものと出会ってしまったギャップを大事にしたいですし、そこが最大の笑いだと思います。露骨に何かをして笑いを取るのではなく、自然に演じたいですね。
原作は読んでいらしたんですか?

宮部先生の作品は読んでいるほうだと思っていたのですが、不勉強ながら、この作品は読んでいませんでした。
ぼくの勝手な思い込みなんですけれど、宮部先生の作品はハードだったり、緻密に計算されつくしているストーリーを、ページをめくるごとに紐解いていく印象があります。でもこの「ステップファザー・ステップ」は少し違っていて、1話ごとの謎にも、人間関係にも温かみがあります。事件や犯人を憎みきれない、肌触りの優しいミステリーで、これまでと違った印象を与えてくれました。
意外なことに物語が終わっていなくて、文庫本を読み終わって余韻にひたりながらも、「この先の生活はどうなっていくんだろう」と考えながら、本を閉じました。そういう印象はドラマで活かしていきたいと思っています。
演じていらっしゃる“俺”という役は、どんな人ですか?
少なからずぼく自身にもある、天の邪鬼なところを持っている人物です。幼少期に親との縁に恵まれなかったことが、彼の全ての始まりなのですが、“俺”は決して強い人ではないと思います。41歳にもなって斜に構えていて、素直じゃないけれど、愛すべき存在です。そうでなければ、双子と付き合おうと思わないでしょう。「双子」という、未知の存在と出会うことで“俺”がこれまで持ち得なかった何かを得て、変わってくる過程がこのドラマのもう一つの側面だと思います。
名前のない役というのは初めてなので、何より新鮮な気持ちで役と向き合っています。現場でも「俺さん」と呼ばれていて、妙なくすぐったさを感じますね(笑)。
彼の生業の「怪盗キング」としては、今の視聴者の方はドラマを見る目がとても肥えていらっしゃるので、とてもまじめに盗んでいます(笑)。そういうディテールをちゃんと作っていないと、コメディとのコントラストが際立たないので、物語のフィクションは大事にしながら、盛り込める真実を盛り込むようにしています。
共演者の皆さんとは如何ですか?

伊東四朗さんはじめ、素敵な共演者の方々とご一緒できて、どういうかけあいを楽しもうかと独りほくそ笑んでいます。現場もとても楽しくて、出演者もスタッフも何をやっても全部受け止めてくれる方々ばかりで、「すごいな」と思いながらやらせていただいています。
双子とも、どんどんいろんなことを試して、どれくらい三人四脚の回転数を上げていけるか、目論みながらやっていきたいです。二人とも、現場ではしょっちゅう怒られていますが、ある意味エネルギーがあり余っていて、その場に収まりきらないものがあるんでしょうね。そして思った以上に、その双子に振り回されている自分がいます(笑)。
こちらの意図すること以上の芝居をしてくることもあって、近くで見ていてあきないです。第1印象は「かわいい」だけだったのに、一緒に演じることで驚き、感嘆を覚えさせてくれる「役者の二人」に、改めて面白さを感じます。
ご覧になる皆さまに、メッセージをお願いします。
放送される3ヶ月という期間で、短編集の原作を越える、オリジナル要素がどこまで盛り込まれていくのか、原作を楽しんだからこそ楽しみですし、この作品を愛する皆さんの興味でもあると思います。演じている側のぼくたちも先々のストーリーを、段階を追って知っていく、ということは楽しみなことです。
「双子」と“俺”には、血のつながりも、縁もゆかりもありません。でも双子には、そんなことはどうでもよくなっていくのではないでしょうか。余人には理解できないかもしれない、そんな絆を“俺”と「双子」の三人は紡いでいく、ぼく自身はそうであって欲しいですし、「絆」の一つの形をこのドラマで出していければいいなと思います。
原作はベストセラーにしてロングセラーです。笑いあり、涙あり、まさにお茶の間で楽しんでいただくドラマです。“俺”、直と哲の双子の珍騒動を、どうぞ楽しんでください。

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