banner_AD
コンテンツへジャンプ

ここからコンテンツです

Vol.22 『カノン』に乗せて♪

『猟奇的な彼女』7回戦はいかがでしたか?
「ぶっ殺す」といいながらも、三朗を優しい瞳で見つめる凛子。
その表情は今までの凛子と少し違う一面が見られた瞬間でもありました。

さて、三朗が凛子にピアノを聴かせるシーンは、ピカッと快晴の3月8日(土)の午後。
千葉県にある文化会館をお借りして行われました。

10:00am
土井監督はスタッフが入る前から、ステージや客席を見渡し、撮影のイメージを膨らましている様子。約400人収容できる会場が物音一つせず、しんと静まり返っていて、不思議な空気。

10:20am
スタッフが準備開始。「ピアノを上げます。気をつけてください」「舞台が下がります」「台車が通ります」などとスタッフの声があちらこちらから飛び、テキパキと準備を進めてゆく。
松下奈緒ちゃんが場内に登場。
土井監督「草彅くんのピアノ、まだ誰にも聞かせていないんだよ」
奈緒ちゃん「そうなんですか!?すっごく、練習されていましたもんね」
土井監督「そうなんだよね。上手くなったみたいだけど…」
などと土井監督と奈緒ちゃんが談笑していると…草彅さんが登場。
草彅さんはスタッフに笑顔で挨拶を交わすと、「これ、本番用?」とピアノに触れ、そのままピアノの練習を開始。奈緒ちゃんはそんな草彅さんの姿を笑顔で見つめていました。スタッフの準備が整ったところで、撮影開始。午前中は三朗と南の会話のシーン。この部分はテンポよく終了。

11:40am
休憩。 食事後、スタッフは着々と準備を進めていく。

00:40am
ピアノ演奏部分のドライ開始。
土井監督「右手と右足が同時に動いてしまうような、ガチガチに緊張した感じを出して」
草彅さん「はい。でも、ぼく、本当に、今、めちゃめちゃ緊張しているんですよね。そのまま伝わりそうですね(笑)」
麗奈ちゃん「私は、遅れてきたから、走ってきた感じを出したほうがいいですか?」
土井監督「走ってきたけど、ハァハァした感じは出さなくていいよ」
細かく、動きの段取りを決めてゆきます。ここでは、ピアノ演奏をするマネだけを行い、ドライは終了。

麗奈ちゃんが楽屋へ戻ったところで、草彅さんが本格的にピアノ練習開始。
前回のレポートにも書きましたが、草彅さんは1ヶ月ほど前からピアノの練習をはじめ、撮影の合間、ロケの合間、車での移動中など、1分でも時間があれば寝る間を惜しんで『カノン』の練習されていました。『猟奇的な彼女』の撮影現場だけでなく、他の番組の収録の合間もキーボードを持ち込んで練習されていたそうで、スタッフ一同「いつ寝ているの?」「いつセリフを覚えているの?」とそのパワーに感心を超えて感動してしまうほど。草彅さんの世界だけ一日が48時間あるかのようで、“草彅さんが頑張っているのに、自分たちが頑張らなくてどうする!”とスタッフ一人ひとりが自分自身に活をいれていたんです。
そして、この瞬間も1分1分が本番へのラストスパート。ピアノ指導の夏秋嘉也先生に立ち会っていただき…。
草彅さん「緊張する〜」
夏秋先生「でも、音の響きが今までと全然違いますよ。すごく上達しています」
草彅さん「そうですか?でも、実際のピアノで弾くと思っていたより力がいりますね」
夏秋先生「そうですね。でも何回か弾いていると慣れてきますよ。それに落ち着いてくると思います」
草彅さん「緊張するとダメですね。うまく弾けないから」
夏秋先生「緊張するとスピードが速くなるので、自分でゆっくりと感じるくらいでちょうどいいと思います」
スタッフが最終準備を進める中、何度も何度も草彅さんはピアノの前から離れずに練習をされていました。

↑PAGE TOP