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Vol.20 野々村から凛子への手紙

「今は凛子のこと、好きだからだよ」
ついに、凛子に告白した三朗。
凛子のためにテーブルを作る健気なサブちゃんの姿には胸がキューンとしてしまったのでは?
みなさん、6回戦はいかがでしたか?

三朗が野々村からの手紙を凛子に読むシーン。
まずは三朗が手紙を読むシーンを、翌日に凛子が聞いているシーンを撮影しました。

撮影前、草彅さんは集中してセリフ唱えている。その言葉ひとつひとつが余りに自然で、誰かに話しかけているかのよう。そばで聞いていると、草彅さんに話しかけられているようで、とっても不思議な気持ちにさせられます。草彅さんの演技に惹きつけられるのは、三朗の言葉が草彅さんに馴染んでいるからで、だからこそ自然な演技ができるんですね。草彅さんには感服させられっぱなしです…。
そしてこの日は、スタッフもいつになく張り詰めた空気。草彅さんに気持ちよく演じてもらいたい、と動きを固めてしまわずに、自由に動いてもらってテストを。そして草彅さんとスタッフの気持ちがひとつになったところで本番へ。スタジオ内は息をするのもためらうほど静まり返り、緊張高い。撮影は淡々と丁寧に進められました。
…みなさん、手紙を読み終えたときの三朗の涙、とーっても印象的に仕上がっていたと思いませんか?
野々村さんの手紙の内容は凛子にきちんと伝え、三朗が凛子に問いかける部分は三朗の凛子への想いをそのまま届けたいと、草彅さんと監督。何度も話し合った結果、手紙を読む場面は涙を見せずに淡々と、凛子への問いかけは思わず涙が…というシーンに仕上がったのです。

翌日は凛子の撮影。
まずはドライ(カメラなしのテスト)が行われたのですが、昨日の草彅さんの演技を受け、「三朗の声を凛子に聞かせるのは本番だけにしよう」と三朗部分をスタッフが代役。凛子の動きを決めていったのですが…「本番に三朗の声を聞いたら、もしかしたら突然違う動きをしてしまかも…」「なぜか分からないけど、台本を読んで、草彅さんの声を想像したら、何故か、そんな気がしてしまうんです」と麗奈ちゃん。山室監督・麗奈ちゃん・スタッフが“どうすれば一番いいか”を納得がいくまで話し合い出した答えが、ほぼ1発本番で行うというものでした。最低限の動きだけを決め、カメラをセット。あとは麗奈ちゃんの動きに合わせて、カメラマンが撮影し、照明を当て、音声を録るという、リスクの高い撮影。スタッフも極度の緊張にさらされるため、通常は行わないのですが、三朗シーンを撮影したときと同様に、“麗奈ちゃんに気持ちよく凛子を演じて欲しい”“初めて三朗の声を聞いたときの、自然な凛子を撮影したい”という監督を筆頭としたスタッフの思いからそうなったのです。さらに、夕日を狙った撮影のため、助監督陣が時間を計り本番へ。ここしかない、という絶妙なタイミングで本番は進められ…凛子の涙がより一層、印象的に!凛子が「バーカ!バーカ!」と叫ぶ部分は、「馬鹿みたい」というセリフが台本にあり、それを膨らませて嬉しさを表現した麗奈ちゃんのアドリブです。撮影後、麗奈ちゃんは「本当に、本当に、気持ちよかったぁ。本当に、ありがとうございました。本当に気持ちよかったぁ」と興奮気味。「凄くいいシーンに撮れたよ」と山室監督も満足げな表情。麗奈ちゃんはスタッフひとりひとりに「ありがとうございました」と嬉し過ぎて、笑って泣きながら…感謝の気持ちを伝えていました。

三朗と凛子のシーンはいかがでしたか?
次週もお楽しみに☆ミ

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