水戸黄門大学

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パナソニックドラマシアター水戸黄門 40周年第40部記念 スペシャルコンテンツ



うずまさ通信

/撮影所で働く、こだわりの職人さんたちをご紹介します

File.5【殺陣(たて)】

菅原 俊夫(すがわら としお)さん

格闘シーンなど、時代劇のたちまわりの指導をするのが殺陣師(たてし)のお仕事。
またの呼び名を擬斗(ぎとう)。
『水戸黄門』を30年近く支えている殺陣師・菅原さんは「この番組への愛着は誰にも負けない!」という熱〜いハートの持ち主。
それゆえに、言うこともやることもとことん厳しい。そんな辛口殺陣師が現場を斬る!
殺陣の指導はどうやって?

クランクイン前に俳優さんたちに京都に来てもらって、何日間か稽古をします。
まずは、刀をさして歩く武士(もののふ)の行儀作法から。板の間の道場なので、慣れない人は足の裏の豆が破れることも珍しくない。もちろん最初からチャンチャンバラバラなんてしません。
岸本君も純大君もしごき倒しましたよ(笑)。それと、たとえば佐々木助三郎という人物は、水戸藩からどれだけの禄高(ろくだか)をもらっていたのかなど、階級や背景をしっかり勉強しておかないといけない。
ただセリフを覚えてきましたってだけじゃ時代劇は成り立たないから。二人にはもっともっと努力してもらって、過去の助さん・格さんのイメージを一掃するくらい の強烈なものをつくりあげて欲しいんだ。
若い人が時代劇でヒーローになるには、ふつうの努力じゃ到底ダメ。すでに立派な先輩が大勢いるんだからね。
『水戸黄門』に関わって
殺陣師としてテレビや映画、舞台などたくさんの作品をやってきましたが、一番長いのが『水戸黄門』。初代助さんの杉良太郎さん以外は全員とお付き合いがあります。
思えばこのドラマをやりながら子供を育てて、その子供が結婚して孫もできた。『水戸黄門』は僕自身の人生に深く関わり、たくさんのことを学びました。
子供からは「体を解剖したら印籠が出てくるんじゃないか」なんていわれてますけど、長いからこそ誰にも負けない愛着があるし、腹の立つことも多い。口うるさい殺陣師だなんて言われてるみたいだけど(笑)、作品をよくするためであれば、いくらでもケンカしますよ。
今は、僕を含めスタッフ・俳優さん共に、いろいろな面で甘いと思うよね。でも、時代劇に元気がない今、『水戸黄門』がその旗頭(はたがしら)に立たなくてどうする!って思うんです。
今後『水戸黄門』に思うこと
いろいろなことに甘んじてちゃダメ。
初回から変わっていないあのタイトル文字のように、もう1度初心に返り、誇りをもって格調ある番組を作り上げていかないと。そうしないと当然視聴者は離れていっちゃう。
僕は今、そういう思いで以前よりも危機感を持って必死にやってるんだけど、いかんせん気付くのが遅いわな。もう引退がそう遠くないから。でもこのままじゃ、あの世にいった時に顔向けできないからなぁ・・・。
頑張りますよ。やっぱり“偉大なマンネリ”として、いつの時代もさん然と輝いていたいじゃない。
殺陣と仕事観、人生観

たとえば僕が誰かに刀で斬りかかったとする。
相手は浅手を負いながら反撃し僕を斬り殺す。
僕は痛い顔をして死んでいくわけだけど、殺(あや)めた相手は一生心の痛みをひきずって生きていかなきゃいけないってこともある。
そんな風に、他人を傷つけることの苦しみをもっと知らないといけないんじゃないかな。
最近は若い人に限らず、一挙一動にそういう思いが欠如してる気がします。
自分がされていやなことは相手だって同じ。
その上で向上心をもってあたれば、仕事も人生ももっと厳しく楽しいものだと思うんだ。
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