放送アーカイブ

2019623日放送

雲海が広がる奇岩の山 〜 三清山国立公園(中国)

放送内容

標高約1820mの最高峰を筆頭に、48の峰が連なる花崗岩の山が世界遺産になっている「三清山国立公園」。そこは、変わったカタチの奇岩の宝庫。巨大な花崗岩の奇岩が、これほど大規模な範囲に林立しているのは、世界でもここだけです。そして、気象条件が揃うと、雲海や霧が発生し、奇岩と相まって幻想的な山水画の世界へと変貌します。奇岩の山に分け入り、絶景誕生のヒミツに迫ります。

奇岩誕生のヒミツ

高さ128mにもなる石柱や、ペンギンやサイなどの動物の姿をした奇岩の数々。それらを生み出したのは、花崗岩に入った無数の割れ目「節理」でした。節理から風化が進み、不思議な岩を誕生させていました。花崗岩の節理が生まれる仕組みを解き明かします。

写真:放送内容

雲海を生む雨

三清山では、年間の150日以上も雲海が発生します。雲海が見られるのは、雨が降った翌日の風が無い早朝。年間降水量2000mmにもなる雨は、もう一つの現象を生み出します。それが霧です。霧が立ち込めると奇岩の山が幻想的な世界に変貌するのです。

写真:放送内容

がんに効く!?薬草の宝庫

三清山には薬効のある植物が350種もあると言われます。中でも世界が注目しているのが、紅豆杉。紅豆杉には、がん細胞の増殖を抑える効果があることが医学的に証明されているのです。そんな豊富な薬草を求め1600年も前に山に分け入ったのが道教の修行者でした。

写真:放送内容

BACK TO PAGETOP