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2010年2月7日放送
知床II
クジラ集う海
知床は日本有数のクジラが集う海です。中でもシャチは、国内ではなかなか見ることができません。知能が高く、好奇心旺盛な彼らの姿をカメラは捉えました。この他にもマッコウクジラやイシイルカなど、知床の海で見られるダイナミックな生き物の姿をお伝えします。
ヒグマ集う森
知床は世界有数のヒグマの生息地です。テディーベアに代表されるように、クマは人間の心を捉えて離しません。春、親が小さなコグマを世話する優しい仕草から、秋に川でサケやマスを追うハンターの姿まで。長年にわたって撮影してきた豊富な映像で、ヒグマの素顔を紹介します。
謎の生物「カローラ」
水中撮影のために知床在住のカメラマンに一年間ハイビジョンカメラを預け、四季を通じた知床の海中世界を撮影しました。今回は、クリオネの仲間としては世界最大の大きさといわれる「カローラ」の撮影をすることができました。海を漂う天使の姿に癒されてください。
知床の2回目は、流氷から始まる「命の連鎖」を紹介します。
流氷が去った後の海は、深い緑色です。流氷が残していった栄養で、プランクトンが大発生するためです。これが知床の自然が躍動するスイッチとなります。
海にひしめくプラントンを求めて、深海から魚があがってきます。それを目当てに南半球のタスマニア周辺から旅をしてくる海鳥たちが空を覆い、集まる小さなイルカやクジラを目当てに「海の王シャチ」が姿を見せます。海の栄養の塊ともいえるサケやマスを食べてヒグマは冬眠し、命をつなぐ…。流氷という「序章」から始まる「交響曲=シンフォニー」のような、壮大でダイナミックな知床の自然を映像でお伝えします。
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