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2019年4月14日放送
チリビケテ国立公園Ⅱ

空から発見!断崖の岩絵

切り立った絶壁に囲まれた山テプイは、周辺の先住民にとって聖なる山。崖をよじのぼってまでして、彼らはなぜ岩絵を描いたのか。高さ150mほどの地点に、天然のカンバスが生まれた謎にも迫ります。

12000年のカンバス

2年前、壁画の下の地面から大発見がありました。その発見から、岩絵が12000も前から描かれてきた可能性も出てきたのです。太古の昔から続く、ロマンあふれる人々の営みがここにあります。

河を遡り、世界初撮影の地へ

チリビケテには道がないため、キャンプをしながら河を遡りました。そこは世界の誰も撮影したことがない未知なる秘境。3日目の朝、ボートの行く手をさえぎるものが。それは荘厳な風景でした。

南米コロンビア・チリビケテ国立公園の第2弾。人間の住む世界から隔絶されたロストワールドには、絶壁に囲まれた山テプイが林立しています。高さ300mほどの断崖の中腹には…なんと、無数の岩絵が描かれています。その数、実に7万5千点。いったい誰が? 何の為に描いたのか? 「天空壁画」とも呼ぶべき謎の岩絵に、ヘリコプターで極限まで近付きました。日本初撮影の絶景をお楽しみ下さい。