放送アーカイブ

2009年12月6日放送
黄龍

神秘のブルー

標高およそ3100m〜3500mという高地に黄龍はあります。谷あい4kmにわたって、石灰が作った不思議な景観が続きます。
黄龍最大の見所、「五彩池」では、神秘的な色をした小さな池が棚田のように重なり合って大きな池を形作っています。

色と形の不思議

黄龍は場所によって様々な顔を見せてくれます。
龍の鱗と例えられる「黄金の大地」や、龍の手といわれる滝、様々な彩りを見せる3400もの池…その不思議な色と形の謎に迫ります。

限りなく透明な水

今回、特別に池の中を撮影することができました。池の水は限りなく透明なブルー。
山からの湧き水のため、澄み切っています。
しかし、これほどの透明度を誇るのには「黄龍」ならではの秘密があるのです。

谷あいに現れる黄金の大地は、まるで谷を駆け上がる龍のように見えることから「黄龍」と呼ばれるようになりました。石灰分を含んだ湧き水が作り出した不思議な光景です。
3400ほどある色鮮やかな小さな池は、彩池(さいち)と呼ばれます。
その奇妙な「形」はどうやってできるのか?神秘的な「色」の違いは何故うまれるのか?
黄龍の不思議を解き明かします。
この壮大な風景に人は神の存在を感じ、黄龍は聖地でもあるのです。
取材中、出会ったチベットの人たちが「祈り」のために向かったのは…黄龍の源泉。聖地としての黄龍に迫ります。