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ゲストインタビュー

第7話 岩永洋昭

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台本を読んだ感想は?

まずは、「あ、日本人じゃないんだ」ということでした(笑)。タイムリーといいますか、この撮影に入る前に「お前、プエルトルコ人みたいだな」って言われていたんですよね。
という冗談はさておき、このお話をいただいたとき、犯人役なのかなと思っていたんですけど、あまりお話するとネタバレになってしまいますが、ただの容疑者じゃないというか、すごく人間味のある役だったので、撮影に入るのが楽しみでした。
ハンチョウシリーズはよく観ていた作品でしたし、このようにシリーズ化されている人気のドラマに出演させていただけて、本当に嬉しかったです。

今回演じられたケニー・フジムラとはどんな人物ですか?

ブラジルからサッカー留学で日本へやってきたけど、差別にあってドロップアウトしてしまったという設定の男なんですけど、サッカーで有名になって家族に楽をさせてあげたいと夢を持っていた、本来は明るく前向きで優しい人間だと思います。

このケニーという人物を演じる上で気をつけたことというと?

本来、前向きな性格で、すごく実直な部分があると思うんですけど、そんな男があることがきっかけで容疑者となり逃げまわっているということで、その真っ直ぐな性格ゆえに、落ちた時の落差がすごいと思うんです。なので、その真逆に行ってしまった人間の、心理状況は考えました。
真面目に生きていこうと思っていたのに、どうしてもうまくいかず、誰も信じられなくなってしまって、どんどん悪い方へと行ってしまうという感じだと思うんですけど、それって誰もが持っている部分かもしれないですよね。そんなところを気をつけて、演じていければいいかなと考えました。

撮影現場の印象やエピソードなどはありますか?

現場スタッフの方々は、さすがに長く一緒にやってらっしゃるので、息がすごくぴったりというか、良い雰囲気の現場だったので、おかげさまですんなりと入っていけました。
それと、話の流れとして逃げている役なので、ほかの出演者の方とはあまり絡むシーンがなかったのが、ちょっと寂しかったですね。ただ、小澤さんが演じてらっしゃる尾崎さんとは、行動を共にすることになるので、撮影の合間など、いろいろとお話ができて嬉しかったです。役者としてもすごく勉強になったというか、いい刺激をいただきました。

最後に第7話の見どころというと?

まずは、ケニーは犯人なのか? 違うのか!? というところだと思うんですけど、それとは別にまた違う事件がその裏にあったりと、その謎を解いていく安積班の活躍でしょうか。あとは、尾崎さんがどうなってしまうのかということですよね。
いろんな伏線が絡み合って最後は一つになるという、その最後はどうなっていくのか? ぜひ観ていただければと思います。