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ゲストインタビュー

第10、11、12話 井上和香

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ゲスト出演が決まった際に感じたことというと?

3話連続のゲストというのが初めてでして、「えっ、ゲストなのにそんなに出演していいんですか!?」というのが、最初の気持ちでした。
「ハンチョウ」は観ていて画面から、「いいチームワーク、いい現場なんだろうな…」と感じていて、そんなドラマにゲストとして呼んでいただけたので、すごく楽しみにしていました。

台本を読んだ感想は?

そうですね、まずは複雑な展開だな…ということですね。とにかく、どこもかしこも怪しい感じで(笑)、どんでん返しの繰り返しみたいな展開で、ちょっとビックリしました。特に、あの川口刑事部長が、なんだかすごく怪しい感じなんです。まさか、刑事部長が…!? とは思いますけど、まだ最終話の台本を頂いていないので、これからが楽しみです。この先どうなるかわかりませんが、本当に出てくる全てが怪しい感じなので、すごくおもしろい展開だと思います。

今回演じられる樋口亜希子とはどんな人物でしょうか?

セリフの中にもあるんですが、男運の悪い女性みたいです(笑)。でも、すごく苦労をしてきた女性じゃないかと想像しています。亜希子が水商売をしていたとき、三神に助けてもらったのが、二人が付き合うきっかけだったという背景があるんですけど、亜希子も三神も、お互いに苦労をしてきて深い傷があって、その部分が共鳴したことで、惹かれあったのかなと思っています。

この亜希子という役を演じる上で気をつけたことというと?

亜希子は、容疑者である三神の元恋人ということで、重要参考人として安積班の結城さんからマークされるわけですけど、亜希子にしてみれば、三神の身になにが起きていてどうなっているのかは知らないんですね。なので、突然、久しぶりに結城が訪ねてくることも、なぜ近づいてきたのか、まったくわからないし。だから結城の突然の接近も疑うことなく接しているんです。
そういったことから、亜希子の振る舞いや挙動に含みを感じさせないよう演じられればと考えていました。三神の事件に関して、なにか意味を感じさせることがないように。
それと、なぜ亜希子と三神が別れたかは、描かれてはいないんですけど、「どんな理由で別れたかわからないけど、お互いに未練みたいなものはあるかもね…」という話は監督から頂いたので、「三神を待っている亜希子…」という部分は、ある程度、意識しながら演じました。

撮影現場の印象やエピソードなどはありますか?

撮影現場は、皆さん本当に和気あいあいとされていて、すごく楽しいですね。私の役柄的に、結城さんを演じる比嘉さんと一緒のことが多かったんですが、もう比嘉さんが面白すぎて、可愛らしくて。お会いするのは初めてだったんですけど、私の中での比嘉さんの印象は“クールビューティー”だったんですね。でも、その真逆で、ものすごく可愛らしくて。比嘉さんが現場にいるだけで、ほわんとした空気になるような感じなんです。そんな空気感のおかげで、ゲストの私も、すごく居心地良く撮影現場にいることができました。
それと今回、何者かに撃たれるという“着弾”シーンにも挑戦させていただきました。以前、撃ったことはあるんですけど(笑)、撃たれるシーンは人生初でして、本当にドキドキでちょっと怖かったです。
台本を読んだところで、「私、撃たれるんだ」というのがわかって、それからいろいろと想像していたんですけど、まさか、右胸を撃たれるとは。しかも、顔に近いから、火薬の爆発音もすごく大きいかも…とかいろいろ想像しちゃって怖かったんですが、実際にやってみると、音はものすごく大きかったんですけど、衝撃はほとんどなかったです。でも、顔に近かったので、火花はバッチリ見えましたね。
撃たれる演技は、まず音の大きさにビックリしたので、表情は、素のままビックリした顔になっていると思いますが、そのあとの倒れ込む演技はものすごく必死でした。でも、ビックリしたことで一度、素に戻っているので、その後「うぅ〜」っとうめいて演技をすることに、ちょっとだけ恥ずかしさを感じちゃいました(笑)。

最後に、3話連続で展開する物語の見どころというと?

第10話の現状では、三神が容疑者として描かれていますが、今後、どんな展開が待っているのか知らないので、すごく楽しみです。川口刑事部長も怪しい感じですしね。個人的には、私が演じる亜希子が愛した人が、犯人じゃなければいいな…と思っています。また新たな人物が登場するかも知れませんけど、まずは、これから安積班がどんな活躍をしてくれるのか、ぜひ見届けていただけたらと思います。