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ゲストインタビュー

第10、11、12話 郭智博

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台本を読んだ感想は?

「ハンチョウ」は昔から知っていたドラマで、それこそ、うちの父はシリーズ1から観ているんですね。そんな作品に出演させていただけるのは、ものすごく嬉しいんですが、あまり意識しないようにしていました。考えてしまうと、ドキドキしてしまうので(笑)。
そんな気持ちで台本を頂きましたが、実際に読んでみると、大変そうな役だなと思ったのが、最初の感想です。今回、僕が演じる三神は孤独な男なので、そういった雰囲気や感情をどう出せばいいかな…と考えました。

今回演じられる三神雅也はどんな人物でしょうか?

一言で言って、可哀想な男ですよね。ある事件によって幼い頃に両親を亡くしてから、あまり心を開ける友人もいなく、社会に背を向けて生きてきたというか。ただ生きている理由は、両親と自分を世話してくれた人への復讐心のみ。本当に孤独な男です。

この三神という役を演じる上で気をつけたことというと?

番組を観ている中で、出演者やスタッフのみなさんも、すごくチームワークがいいんだろうな…と思っていたんですけど、想像通りの現場でした。輪の雰囲気が出来上がっているという感じなんですけど、あえて、その輪と距離を置くことで、三神を演じる上で、三神の「孤独」という部分の役作りに役立ったと思います。ただし、これだけ長く続いているシリーズですから、その輪を乱さないようにという気持ちもありました。
実際の演技としては、あまり感情を表に出さないように見せるとかでしょうか。常に影があるというか。でも、普段の僕も、どちらかというと静かな方なので、そこはやりやすかったなと思います(笑)。
それと、普段の食事でお肉を食べないようにしていました。長い間、逃走しているという役なので、健康そうに見えないよう、食事の量も減らして、身体からも役作りをしていました。

撮影現場の印象やエピソードなどはありますか?

そうですね、撮影に関しては大変なことばかりで、特にエピソードといったものはないんですけど、蔵之介さんと福士さんとは共通の友人がいるので、撮影の合間にはいろいろとお話をさせていただきました。

最後に、3話連続で展開する物語の見どころというと?

まずは、「木曜日の子供」に関する謎が、解き明かされるということですよね。僕としては、三神がずっと抱いてきた寂しさや孤独感が、みなさんに伝わって、なにか感じていただければいいなと思います。
もちろん、警視庁安積班の最後の活躍と、これからどうなってしまうのか? というところは、この作品の大きな見どころなので、安積班がどうなるのか、ぜひ観てください。