元気なくジュースを飲んでいる美男。
勇気「(美男を気にしつつ、あえて明るく)廉さんも、遅れてきて、わざわざ早い便で帰ることないのにな~」
美男「(どう答えてよいかわからず)…」
勇気「ホント、意地悪だし、俺様キャラだし、潔癖症だし、どこがいいんだか。」
美男「(弱弱しく苦笑して)…」
勇気「でも、実はすごく繊細で、あったかいところもあんだよね。
前はさ、あんまりそういうとこ見せなかったんだ。もっと何つーか…とんがってた。
最近、変わったなって思ってたんだけど、美男がいたからなんだね。やっと気付いたよ。」
美男「…」
勇気「きっと、美男に出会って、ありのままの廉さんでいられるようになったんだ。」
美男「(辛く)…でも今は、私が廉さんを苦しめてるんです。」
勇気「…なにがあったかは知らないけど、A.N.JELLのリーダーは、一度こうと思ったら貫く人だよ。
だからA.N.JELLもここまでやってこれたんだ。」
美男「…」
勇気「美男を思う気持ちは、そう簡単に変わらないと思う。」
美男「勇気さん…」
勇気「廉さんは、信じていい人だよ。」
美男「(別れの決意が揺らいで)…」