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胸キュンシーン集

7.15FRI START TBS PM9:00初回2時間SP 通常PM10:00
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vol10-1 沖縄・リゾートホテルのチャペル

柊が立っている。
そこにやってくる美男。
美男「柊さん。どうしたんですか?」
柊「(微笑み)美男に1つ、クイズを出します。」
美男「(戸惑って)クイズ?」
柊「美男が女の子だってこと、俺が気付いたのはいつでしょう?」
美男「(怪訝そうに)…それは、PVの試写会の会場で…」
柊「(おどけて)ブー!ハズレ。」
美男「…?」
柊「答えは、美男がA.N.JELLに入った日。」
美男「(驚き)えっ?」
柊「クラブの屋上で、俺は酔っ払ったお前を抱きとめた…あの時からだ。」
美男「(驚いていて)」
柊「俺は、お前が思っているよりもずっと前から、美男のことが好きだったんだ。」
柊と向き合ったままの美男。
柊「…美男が、廉といて幸せなら、諦めようと思った。だけど、お前は苦しんでいる。」
美男「…」
柊「美男の気持ちが、今、俺にないことはわかってるよ。それでもいいんだ。待つのは苦手じゃないから。」
美男「…」
柊「…俺じゃ…廉の代わりになれないか?」
と、そこにやってくる廉。
美男と柊に気付く。
廉「!!」
廉に背中を向けている美男。
が、柊は廉が来たことに気付く。
柊「(廉を見て)…」
廉「(柊を見て)…」
美男「(胸が痛く)…私、今まで柊さんにどれだけ助けてもらったかわかりません。」
柊「…」
美男「…けど、ごめんなさい。私の気持ちは変わりません。」
と、行こうとする美男。
と、咄嗟に美男の腕を掴む柊。
そのまま胸に抱き寄せる。
廉「(見て)!!」
美男「!」
柊「(廉を見据えて)」
廉「(見返すが、目線を落として)…」
と、廉、きびすを返して去っていく。
慌てて柊の腕の中から離れる美男。
柊「(悲しく、美男を見つめて)…」
何も言えず、柊に頭を下げる美男。
背中を向けて、去っていく。
ふっと肩を落とし、苦しげに目を閉じる柊。
柊「…」