《男子 バンキシャ日記》
男子バンキシャ担当・島崎圭二
- 5月31日(火)“勝ちたい”と“負けられない”
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日曜日の中国戦、日本は自分たちの力を発揮できませんでした。
結果はストレートの完敗。
負けられないアジアのライバル相手に痛い星を落としました。
石川選手は「サーブがみんな全然ダメだった。そこを修正しないと」と、
試合後にコメントしました。
今の全日本男子は前回4年前の世界最終予選を経験していない選手が多くいます。
石川選手、柳田選手、深津選手など若い選手にとっては、
オリンピックの懸かるこの大会が、初めて経験する“負けられない戦い”
躍進した去年のワールドカップ。
強豪ばかりの戦いの中で、全日本は挑戦者でした。
“強い相手に勝ちたい”という一心で、思いっきりプレーできました。
目の前の1点を取ることだけに、集中していたのです。
“勝ちたい”から“負けられない”その意識の変化は、選手たちの心と体に
微妙な影響を及ぼしている気がします。
試合がなかった昨日の練習前、選手たちだけでミーティングを行いました。
最終予選を経験しているベテラン選手から、若い選手たちへ向けた言葉が、
これからの戦い方の拠り所になるはずです。
福澤選手「先の結果ばかりにとらわれず、まず目の前の一戦一点を、
全員で一つになって覚悟持って死に物狂いで取っていこうという話をしました」
清水キャプテン「自信を持って戦っていけたら、絶対に勝てる相手だと思うので、
本当にみんなを信じて、日本の力を見せ付けてやろう」
“負けられない”戦いの中で、目の前の1点だけに集中してプレーできれば、
日本の勝機は見えてくるはずです。
男子バンキシャ担当・島崎圭二