《男子 バンキシャ日記》

男子バンキシャ担当・島崎圭二
5月25日(水)確かな自信と成長

世界最終予選開幕まで残り3日。
2大会ぶりのオリンピック出場へ向け、最終調整を行う全日本男子チームは
昨日、フランスとの練習試合を行った。

両チームとも第1セット、第2セットはベストメンバーと思われる布陣で臨むと、
1セット目は18−25と昨年欧州選手権王者のフランスがその実力を発揮。
しかし、第2セットは清水、福澤、石川ら日本が誇るポイントゲッターが活躍し、
26−24と接戦を制し、セットを奪い返した。

結果的には2−3と敗れはしたものの、今大会出場チームで最強の呼び声高いフランス相手に
収穫は充分に思えた。それは監督、選手の言葉からも伺えた。

南部監督は
「序盤は相手のペースで苦しい展開だったが、終盤からは自分達がどうしなければいけないかという形が見えてきた。2セット目以降は本当にいい流れができたので、大会に向けてはいい形で終えられた。」
とチームの状態の良さが伺えた。

そして、キャプテン清水選手は
「しっかりと余裕をもってブロックを見て打てば、怖くないチームだと思う」
「フランスは3年前なんかは1セットも取る事が出来なかった相手。確実に世界との差が縮まっていると思うし、自信もついてきている。」

南部監督就任から2年。チームは確実に上昇気流に乗っている。
石川、柳田、深津といったチームの軸となる選手が加わったことがその要因の一つといえる。

彼らが会見で放った言葉、
石川「(不安はありますか?の問いに)ないですね。やるだけです。」
柳田「覚悟はしっかり持っていくつもりですけど、それ以上に自分らしいのびのびとプレーをしたい」
深津「歴史を変えます。男子の歴史に新たな一ページを開きます。」
気負いの無い言葉からは、その自信の高さが伺えた。

最終予選の相手となる7チームは、5チームが日本より世界ランキングが上。
4つの枠を勝ち取るためには、そのランキング上位のチームに勝つことが絶対条件。
選手達の言葉を聞けば、その高いハードルも越えていけるような気持ちが沸いてきた。
男子バンキシャ担当・島崎圭二
TBSバレブー
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