テレビ観察プロジェクト









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テレビ観察日記 ★バックナンバー
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■「テレビにのまれるか?」「テレビを観察するか?」■
                鈴木敏恵 未来教育デザイナー

メディアをよくするためにも、メディアリテラシーの実施の広がりが欠かせません。「テレビをよくしょう、」とおもうなら、視聴者である私たちもある種の力をつける必要がある。それが「情報を見極める力」。視聴者がテレビというメディアをひまつぶし(それも価値有ること、)だけでなく、もっともっとテレビを有効に使おうとする時、そしてそのための行動を起こすときテレビは変わる。

◆テレビの価値/諸刃の剣

テレビは諸刃の剣。
海底や山頂、ごく専門的な世界、遠くの山々、その向こうのまったく異なる暮らしの村々、一人の人間が一生の間になんど飛行機へのっても行ききれない場所を自分の部屋でお茶をのみながら見ることができる。あの光る箱。その場所に確かに誰かがカメラを担いで行ったから、ここで私は見ることができる、聞くことができる。

しかし、ということは・・・事件がおきても、そこにカメラがなければ、事件もなかったことになりそうな気配さえある。映像を見てはじめて社会のことが私にリアリティーもって迫ります。政治家とテレビの関係をみてもそのあぶなさは見え隠れする。

テレビに、のまれる人。
新聞には、そうのまれない
なぜだ?

◆発光する情報

テレビは、発光する情報
テレビは、新しい情報を放つ
テレビは、動きつづける情報

光るものはすべからず、パワーをもっています。
新鮮であるものは、すべからず関心を引きます。
動くものは、誰もが黒目で追跡する本能を持っています。
テレビはパワーをもっています。

そのパワーゆえに、
いとも簡単に「送り手」の意図にのまれてしまう危険。

そのパワーゆえに、 いとも簡単に「テレビ」に、のまれてしまう危険。
この発光する情報にのまれないためには、
自らも「意志」という強い光を内在させて
対座するしかない。

だから...「テレビ観察」!