テレビ観察プロジェクト









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■ 「紙と鉛筆」で出来る、メディアリテラシー ■
                鈴木敏恵 未来教育デザイナー

◆テレビカメラもインターネットも不要
 メディアリテラシー教育というと、子ども達がテレビのコマーシャルを実際に制作 してみる、というような例がみられます。そこには機器やスキルや編集作業などが必 要となります。
  しかしメディアリテラシーが、まずは、メディアから流れる情報に対する「意識」の 問題だとすれば、それは一切の機材やスキルを使わずしてもかないます。
  朝顔を観察するように「テレビを観察」すればいいのです。 「紙と鉛筆」で出来る、メディアリテラシーです。

◆テレビの観察はどうする?
 私は観察についての説明をしませんでした、観察の仕方はみんな子ども達が教えてく れました。小学校4年生以上、5.6年生がメディアリテラシースタートにふさわしいよ うです。小学校の低学年のうちに、子ども達はなんらかの「観察」を経験しています 。彼らはすでに観察の経験者です。今度は、朝顔やメダカではなく「テレビ」を観察 するのです。

鈴木「観察ってしってる?」
子「はい、はい、」
鈴木「観察って、どうするの?」
子「あの・・・じっと見る」
 「続けてする」
 「毎日、ようすを描く」
鈴木「じゃ、テレビの観察もそうしょう」
子「・・・?」
鈴木「紙と鉛筆を持って、テレビをじっと続けて毎日見てみよう!」
子「(ひとりごと)テレビって観察するものか?・・・」

■ 食事と情報とその両方が人間には必要 ■

◆「情報を見極める力、活用する力」
   =「食べ物を見極める力、料理する力」

食事と情報とその両方が人間には必要です。
メディアリテラシーは情報を見極める力とその活用、発信などを意味します。しかし まずは、なんといっても、「見極める力」が基本です。活用や発信からスタートする 人はひとりもいません。

◆人は料理した経験より食べた経験を先にもつ

◆料理できなくとも生きていけるが、
 まずは食べることなしには生きていけない。

◆メディアリテラシー/情報の見極め方を身につけよう

◆なぜ「テレビ観察」か?

なぜ「テレビ」か?
それはテレビが圧倒的に私たちに影響を与えているからです。 量的にも他の情報、ラジオや新聞などより2時間以上おおいと言われています。 テレビは力をもっているからです。