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未来教育/メディアリテラシー   未来教育デザイナー 鈴木敏恵

■未来教育/メディアリテラシー授業ノウハウ■

○未来教育のポイント
 -「意志」&「俯瞰」-
  ★「ねらい」を最初に子どもへ伝える
  ★「テーマ」も「ゴール」も子どもが決める
  ★「全体の流れ」とコンセプトをいつも胸に!

◆「ねらい」と「流れ」を子どもへ
 102日間、高知の小学校でメディアリテラシー教育を実践しました。ねらいは「情 報をみきわめる力」。一番最初に、このねらいを子どもたちへ伝えました。「意志」 をもってもらうために。そしてそれがこれから情報が溢れる21世紀にとても大切だか ら、とその価値もしっかり伝えました。 次にこれからどんなふうに進むのか「全体の流れ」を書いたものを大きく掲げ、みん なで俯瞰した。

◆テレビを無意識から意識化へ
 そしてスタートする前、「テレビってなに?」と子ども達にたずねました。「そん なこと考えたことなかった、」そうみんな言った。じゃ「テレビを観察してみよう」 そう私は言った。まずは意識さえしていなかったこの「すごい影響力をもつ光る箱」 を意識するところからスタートだ。

◆「意志ある学び」となるために..
 この3学期の総合的な学習をすると情報を見極める力がつくらしい....3学期がと ても楽しみだ、そうこどもたちはいった。 たとえ相手が子どもでも、「ねらい」をしっかり伝える。それは大事なことだとおも う、与えられた学びではなく、「意志ある学び」となるために・・・。

◆「何の目的で、何をやり遂げようとしているのか!」
 6年生、103人。ひとりの意志や考えをもつ人間として対峙しながら一緒にこのプ ロジェクトをすすめていっている。 ねらいと全体像を伝えることで、かれらは自分の「立つ位置」を知る。立ち位置がわ かることで、意思が尊重される。 一人一人が明確な目標を持っていることが大切。「何の目的で、何をやり遂げようと しているのか?」それを子ども自身ひとりひとりがしっかり理解していることなしに この学習が彼らの血や肉になり生きる力になることはない。