毎週日曜よる9時
両方の意味で、出演シーンが少ないという事ですね。少ない出番で大野というキャラクターや存在感を出すにはどうしたらいいのかと考えながら演じる面では苦労していますが、その反面、いつになく自分の時間を持つことができるので、仕事をしながら他の事も出来るという点では楽しませてもらっています。
翔くんは、テレビで見ていた時に抱いたイメージそのままでした。非常に頭の良い子だから、嵐のメンバーと一緒にいる時のはしゃぎ方とか、今回のような年上集団の中での自分の態度とか、ちゃんとわきまえていますね。真希ちゃんとは違った意味で、頭のいい青年だなと思います。何より、“接していて気持ちがいい” です。今回は、彼より年上の人間が多い現場なので、本当は彼にとって教訓となるような事を言ってあげた方がいいんだと思うのですが…、歳を重ねている連中ほどちょっと抜けてるんですよね (笑)。
真希ちゃんは、自分の中で抱いていたイメージとちょっと違っていました。お会いする前は、生真面目で、余計な事は喋らなくて、いわゆる “絵に描いたような優等生タイプ” だと思っていましたが、実際に会ってみると、非常に面白い角度から人やモノを観察しているので、すごく面白いです。余計な事は話さないけど、この5人の中では一番しっかりしていて、「 鋭いぞ!ちゃんと見ているぞ !! 」 という印象を受けます。人生のキャリアは短いけど、無駄には生きてない感じですね。
克実と憲一は、この現場のムードメーカーですね。上も下もいるという、会社でありがちな二重苦に悩みながら、でも自分のやる事をきちんとわきまえている2人です。例えば、ちょっと現場が暗くなりそうな時は大きな声を出して盛り上げてくれたりしますし、きっとあの2人が一番苦労しているんじゃないかな。2人ともタイプが違って面白いですよ。克実は、役者をやっていますが、お笑い芸人でもおかしくないぐらい面白い奴だし、現場を和ませてくれています。
1日の出来事の中で挙げるとすれば、お風呂に入る瞬間は特上ですね。あとは、パソコンをいじっている時かな。ビデオ編集を趣味でやっていて、映像を撮って、編集したりするのですが、その作業をやっている時は、時間を忘れますね。今でこそ無駄なくやっていますが、覚えたての頃は、朝までやるぐらい夢中になっていましたね。
5話で、大野の娘が出てきて結婚という話がありましたが、その時に、意外と身内ネタもいいなと思いました。いつもは、ゲストが来て、彼らが悩んでることを解決していくストーリーですが、時には、レギュラー陣に関するストーリーもあると、視聴者の方としても、見やすいのではないかなと思います。
漫画原作ですが、実はこのドラマこそ、しっかり見てほしいですね。ちょっとよそ見をしていると、ストーリーに追いつけないほど展開が速いですし、専門的なことも多いので、そういう意味では、1時間集中して見て頂くと、より面白いのではないかと思います。翔くん、真希ちゃんも熱演していますし、最後まで是非ご覧下さい。