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試合詳細:全日本チーム/世界バレー2014 女子イタリア大会

2014年9月23日〜10月12日

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全日本チーム

試合詳細

2次ラウンド:POOL E(会場:バーリ 10/4 (土)
0 - 3
23-25 20-25 19-25

【戦評】

 世界バレー2次ラウンド3戦目、日本は再びバーリに移動して、開催国イタリアと対戦した。この試合の前、中国対ドミニカ共和国は3-2で中国が勝利(ドミニカは勝ち点12に)。勝ち点8の日本は3次ラウンドに進出するためには、今日のイタリア戦で3-2以上で勝利する必要がある重要な一戦だ(明日はドミニカ共和国と対戦)。
 会場を埋め尽くしたイタリアファンのけたたましいほどの声援の中で、スタートした試合、最初のポイントは木村沙織のサーブミスでイタリアのものに。しかし、直後に高田ありさがブロックと2本連続でアタックと3連続得点を決める。その後、7-7としたところで迫田のバックアタックで最初のテクニカルタイムアウトへ。日本は上々のスタートを切った。タイムアウト明け、サイドアウトが続くが、長岡望悠のブロックアウトで日本が先に16点(-15)に到達。その後、コスタグランデにブレイクされるものの、20-19で木村が途中出場のディウフのアタックをブロック。これでセット奪取に一歩前進かと思われたが、イタリアはデルコーレのブレイクポイントで追いつく。それでも、23-22、ここで切ればセットポイントを奪えたが、ディウフにスパイクを決められてしまう。直後、そのディウフはサービスエース2本を決めて、23-25、日本は第1セットを落としてしまった。
 第2セット、長岡のアタックで先取点を奪うと3-0に。しかし、直後に4連続失点で逆転されてしまう。そのまま、両チームが集中力を持続し、サイドアウトが続いたが、先にブレイクポイントを奪ったのはイタリアだった。11-11から3連続失点。日本は木村、山口の活躍で一度、同点に追いついたが、すぐに連続失点。眞鍋監督は、14-17とされたところで、低調だった木村を下げ、石井優希を投入する。しかし、流れを変えることはできず。終盤に畳みかけられて19-25で第2セットも奪われてしまった。
 第3セット、眞鍋監督は、石井、宮下遥、長岡、新鍋理沙、江畑幸子、山口舞と大幅にメンバーを入れ替えてスタート。開始で連続失点すると、5-8でタイムアウトを迎える。日本は、追いつくためにも何とかブレイクポイントを奪いたかったが、ディフェンスが乱れ、コンビがなかなか合わない。逆に、ロビアンコから正確なトスを供給されたイタリアはアリゲッティ、コスタグランデらを中心に連続得点を上げていく。すると会場のボルテージも最高潮に。16-24、日本はセットポイントを奪われてから、相手のミス、宮下とのコンビで何度となく連続失点を切っていた、山口のクイック、石井のブロックアウトで3連続得点をあげるが。次のプレーで石井がレフトから放ったアタックがアウト。セットポイント0-3でのストレート負け(この結果、プールEからは中国、イタリア、ドミニカ共和国の3次ラウンド進出が決定した)。これで日本の3次ラウンド進出はなくなった。明日は、ドミニカ共和国と現地時間17時10分より、世界バレー最終戦を戦う。



眞鍋政義監督
「まずは当然、勝たないとあとがないという気持ちで頑張りましたが。残念です。その一言に尽きます。相手はやはり失点が少なかった。それと、高さ、パワーというところでは日本よりはるかに上かなと思います。アウェイでの戦いというのは、今までも練習、訓練してますので、何かを感じることはありませんでしたけが、現段階ではイタリアとは力の差があるな、と。まだ明日があります。ドミニカ共和国戦に勝って、来年に、オリンピックにつなぎたいと思います」


木村沙織
「スタートはすごくよかったけど、取り切れなかったことで、最後まで自分たちの形を出せずに終わってしまいました。今日の1戦、総力戦ということで臨みましたが、負けてしまいました。これがチームの現状だと思うと、すごく残念です。今季、新しい戦術をやってきて、明日の試合で世界バレーが終わることが決まってしまいましたが、やって来たことをしっかり明日の試合で、出し切れるように頑張りたいと思います」


山口舞
「1セット目のスタートは雰囲気がよくて、いいリズムでしたが、サーブミスや、何でもないボールの正確性が命取りになりました。すべてが1セット目だったと思います。個人的には眞鍋さんから、相手のセッターが前衛の時に、Bクイックで徹底して攻めるようにと言われていたので、前半から意識していました。コンビもなかなか合わず、うまくいかなかったなと思います。明日は、今年最後の試合になるので、悔いが残らないように、やってきたことをすべて出し切れるように、頑張りたいと思います」