banner_AD

バンキシャ日記/世界バレー2014 女子イタリア大会

2014年9月23日〜10月15日

SNS

banner_AD

バンキシャ日記

10月1日 (水)

吹っ切れた20歳

「昨日まで本当にどうしたらいいのか、不安もあったんですけど、いろいろスタッフやミチさん(中道)と話をして吹っ切れた部分があるので、その吹っ切れたものが良い風に出ればと思います」
今日の負けられない一戦を前にした午前練習後のインタビューで、そう答えた宮下遥。
チーム最年少20歳のセッターとして、1次ラウンド2戦目からスタメンを張り続けている。
1次ラウンド中には
「日の丸を背負ってコートに立たせてもらっているので、迷いながらもありますけど・・」
と不安な表情で言葉を絞り出していた彼女。
初の世界バレーにて、世界一を目指すチームの司令塔。
プレッシャーの中で思い描くゲームプランと現実とのギャップに、当然迷いや不安はあっただろう。

昨日、何を話したのか詳しい事は教えてくれなかったが、
「吹っ切れた」と話す20歳の笑顔に、聞いているこちらも安堵を覚えた。

インタビューの最後に宮下がいつも口にする
「今の自分に出来る事を精一杯やります」の言葉も、これまでとは何か違っていた。