- 新戦術の申し子
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年齢で言うと現メンバーの中で下から3番目、
22歳の大野果奈が、現在急成長を遂げている。初戦は12名のベンチ入りから外れたものの、
2戦目のベルギー戦ではスタメン出場を果たし、いきなり11得点の大活躍。
ミドルブロッカー登録ながら、クイックはもちろんサイドからもパワースパイクを放つ。更にサーブも良くレシーブのセンスもありと、まさに新戦術“ハイブリッド6”の
申し子とも呼べる選手なのだ。「他の選手にはない、速いクイックを生かしていけるように、
今日のプエルトリコは本当に勝たないといけない相手なので、
出だしから全員で行けるようにしていきたいです」
今日の午前練習後も力強くそう語る大野。その大野には試合中に行うルーティーンがある。
「サーブを打つとき必ずボールを下に5回付きます。
少し息が上がった状態だとミスしてしまう時があるので、
5回付くうちに一回息を整えてから打つようにしています」
初の世界バレーでも「緊張はない」という、そんな彼女を今日は注目して見て欲しい。