同じ歳の長岡望悠と共に、
所属の久光製薬でＶプレミアリーグ連覇に貢献した石井優希(２３歳)。
眞鍋監督は「パワーは全日本NO.1」とその強打を評価する。
そしてその強打を生かしたジャンプフローターサーブは彼女の大きな武器である。
だが石井にとって初の大舞台となる世界バレーでは、
3戦目までそのサーブでの途中出場に留まり、スパイクを打つ機会はなかった。
「ずっとスパイカーとして使ってもらいたいというのがあったので、
昨日はスパイカーとして出られて“今までの思いを”という気持ちで強気で行きました」
これまでの鬱憤を晴らすかのようなプエルトリコ戦の活躍。
途中出場ながら、今大会初めて前衛のポジションに入るとスパイクで初得点。
サーブ、そしてブロックでも得点するなどチームの勝利に大きく貢献した。
「2次ラウンドに繋げる為にも、今日は絶対にいい試合が出来るように、
この大舞台でポイントをとれる事は嬉しい事なので、昨日以上にもっともっと
点数を重ねていきたいと思います」
１次ラウンド最終戦となる今日の相手は、
4連勝でしかもここまで1セットも落としていない中国。
1位通過、そして有利に2次ラウンドを戦う為にも落とせない一戦で
石井の強打は炸裂するのか、彼女の強気を信じたい。
