金曜ドラマ『リバース』

市原隼人の撮影現場写真日記

vol.10:2017.6.16

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リバース全10話、最後までご覧頂きまして誠にありがとうございます。心よりの感謝の言葉として皆様へお贈りさせていただきます。

唐突ですか、様々な理由で、もう会えない方への気持ちを考えた事はありますか? 何をしても過去を変える事も時間を戻す事も出来ません。
“今”という時間が、大切で儚く貴重であり何でも無いと思っていた事がどれ程幸せであるのか、毎日一分一秒が決定的瞬間であり、絶え間なく訪れる人生の別れ道を経て現在の自分がある事を改めて感じ、自分の心を動かすのは周りの環境や誰かの言葉や行動よりも、最後は自分自身が向き合う自分だと感じさせて頂きました。

人に対し、過ぎた時間に対し、自身の行いに対し涙を流した事はありますか?

幼い頃、母に対して酷い言葉を吐き、自分のベッドに潜り込み泣いた覚えがあります。「何時も愛情や笑顔を注いでくれているのに、酷い事をいってしまった…母が悲しんでいたらどうしよう…」と。分かっているのに母を気遣う言葉が出ませんでした。

少しでも誰かに何かを伝えたい時に伝えられる事はとても大切な事かもしれません。

皆様の一言で救われる方がいらっしゃるかも…同時に傷つける事も…。

ある見方では。人には2つのタイプがあります。人の良い所を先に着目する人間と、人の悪い所を先に着目する人間。前者でいたいですね。
素敵な所を受け止める器を持ち、些細な事にも心を動かされるピュアな気持ちを忘れずにいたいです。そして“悪い所”と決めつけてしまった事にもその方々には必ず“理由”があり、それを理解した時に自分の愚かさに気付く事があるかもしれません。

100%誰かを信用したり理解する事は、実に難しい事であり無理に等しいと思います。その中で、信用しようと理解しようとする始めの1%をもつ勇気が、新たな人生の別れ道を作るきっかけと、なるやもしれません。

〜おまけ〜

■ここだけの話ですが、打ち上げが終わり、最後に皆さんと別れる時に涙が止まらなくなってしまいました。「30になって何やってんだよ、俺、恥ずかしいよ…」
と思いながらも。本当に素敵な方々とご一緒出来た証何でしょうね(^^)
これからも“リバース”のstaff&castは様々な道を歩んで参ります。どうか、これからも皆様の応援を宜しくお願い致します。
僕としてはROOKIESやランナウェイなどの現場を共にしたスタッフも数多く、皆様とまたご一緒出来る事が嬉しかったです。また、会いたいよ。

さて、10回に渡り、現場写真日記にもお付き合い頂きありがとうございます。

お楽しみ頂けたでしょうか?

“リバース”の放送は終了致しましたが、皆様の中で、今作品を何時までも可愛がって頂ける事を心より願っております。余韻に浸りながら、ご自身と向き合う時間を作ってみては如何でしょうか?…コーヒーでも飲みながら…。砂糖はいれますか?それとも…蜂蜜に致しましょうか?

谷原こと、市原隼人より。

皆様へ一秒でも多くの幸せが訪れる事を祈っております。

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