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ジェフリー・ディーヴァー『魔術師(イリュージョニスト)』文藝春秋 2200円 2004年12月23日
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん(=文芸評論家の北上次郎さん)です。

★ジェフリー・ディーヴァー『魔術師(イリュージョニスト)』文藝春秋 2200円

★「リンカーン・ライム」シリーズの最新作(第5作)にして、最高傑作。 主人公の科学捜査官リンカーン・ライムは捜査中の事故で四肢が麻痺し、首から下は左手の薬指1本しか動かせない。しかし、ライムは科学捜査の手腕を駆使し、塵ひとつから犯人を割り出す天才的な分析力を武器に、美人婦警アメリア・サックスとのコンビで様々な事件を解決してきた。第1作は映画化もされた『ボーン・コレクター』、前作は一昨年このコーナーで紹介した『石の猿』。

★今回の仇役は最強。「マレリック」と名乗る天才魔術師(イリュージョニスト)。デヴィッド・カッパーフィールド(日本でいえば引田天功?)のように大掛かりな装置で、人や物を消したりするマジシャン。イリュージョンのテクニックを駆使して、マレリックは殺人を重ね、捜査を翻弄する。

★物語は音楽学校の女生徒が校内で無残に殺されるところから始まる。警察は犯人をホールに追い詰めるが、人質もろとも煙のように消えてしまう。そして繰り返される殺人。その殺人は「手持ち無沙汰の絞首刑執行人」「美女の胴切り」「中国の水牢」など古今東西の有名なマジックになぞらえたもの。殺人を阻止するためには、このマジックのタネを見破らなければならないが、、、。

★警察に追われても、犯人のマレリックはイリュージョンのテクニックを駆使して、捜査の手をやすやすと逃れる。50代の紳士から突如として70代の老婆に変身したり、手錠をかけてもすぐにすり抜けたり、、、。捕まえることは到底不可能に思えてくる。

★イリュージョンで重要なのは、誤導=ミスディレクション(観客の目を別の 方向に向けさせて、真のねらいから目を逸らさせること)のテクニック。マレリックは現場では物理的なミスディレクションで警察を煙に巻き、心理的なミスディレクションでライムを、そして読者を幻惑する。

★最強の敵を前に、さすがのライムも手をこまねくばかり。そこでマジシャン見習いの女性、カーラの協力を仰ぐ。カーラの協力を得て、ライムはマレリックの真の目的に迫っていく。

★「リンカーン・ライム」シリーズの本質は、科学捜査にあるのではない。むしろこのシリーズの本質は変幻自在のプロットにある。連続するどんでん返しにこそ、ディーヴァーの意欲はそそがれている。さまざまなミスディレクションとトリックを駆使して、読者を幻惑させることが、この職人作家の心意気なのである。つまり、ケレンたっぷりの小説なのだ。

★「魔術師」はこのシリーズにもっともふさわしい仇役。2度は使えない手だが、本書には緊迫感が漲っている。上下2段組で500ページ以上、と堂々たるボリュームだが、どんでん返しの連続に最後まで飽きさせない。冬休み中、たっぷり楽しめる。
山崎洋子『沢村貞子という人』新潮社 1575円 2004年12月16日
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今日の担当は書評家の岡崎武志さんです。

山崎洋子『沢村貞子という人』新潮社 1575円

★平成八年に亡くなった女優でエッセイストの沢村貞子さん。きっぷのいい、下町のおかみさんを演じると天下一品でした。「ちょいと」という呼びかけの言葉の響きの良 さが耳に残っています。兄が沢村国太郎、弟が加藤大介、甥が長門裕之、津川雅彦という芸能一家として知られている。その死を看取るまで、三十数年ずっとマネージャーとしてつきそったのが著者の山崎さんです。マネージャーといっても、ビジネスライクに仕事を管理するだけじゃない。私生活へも踏み込んで、近くで御世話する、相談に乗るというタイプ。山崎さんによれば、その死はひとことで言えば「颯爽としていた」といいます。それは沢村さんの人生そのままだった。どう老いるか、その答を実践した人。例えばこんな言葉が紹介されている。

「美しく老いるってあり得ないのよ、老醜って言葉があるくらいでしょ。だからね、せめて小ぎれいにしていようと思うの」

そう言いながら、沢村さんは、八十八歳の少し前まに亡くなるまで美しい人だった、と著者は言います。沢村さんは平成元年で女優業をあっさり引退され、たくさんの本を書かれるようになりますが、たしかに晩年の白髪の着物姿はかっこよかった。このところ、宇野千代、幸田文、白洲正子といったかっこいいおばあさん文筆家が人気がありますが、沢村貞子さんもその系譜といえるかもしれません。

★この本を読んで感動してしまったのは、沢村さんの、夫・大橋恭彦さんへの徹底した尽くし方ですね。沢村さん、大橋さんともに知り合った頃は、ともに別居中とは言え別の人と結婚していた。大橋さんは京都都新聞の記者だったのですが、沢村さんと暮らすために、家も仕事も捨てて東京へ行く。以後、ずっと二人の生活を大事にします。大橋さんはのちに「暮らしの手帖」のテレビ評で知られるようになりますが、ほとんど経済的には沢村さんの女優稼業に依存している。特に、映画専門批評誌「映画芸術」の社長をしているときはずっと赤字続きで、その穴埋めをするため沢村さんは撮影所から撮影所へ、かけもちで傍役女優として働く。ふつう、そういう場合、ちょっと妻に対して肩身が狭いというか、遠慮がちになりますよね。

★ところがこの夫の大橋さんは家ではお殿さま、なんですね。例えば、大橋さんが「あれもってきて」と言い、沢村さんが持ってきて渡したとたん、またほかのものを「持ってきて」と言う。「私はムカッとした。」と書いてますが、このムカッときた「私」はマネージャーの山崎さん。もう沢村さんと一心同体になっている。だから、そばにいて、山崎さんはしょっちゅう、この大橋さんの横暴に腹をたてるんですね。しかし、この大橋さんは「沢村さんがそばに居ないと、不安でたまらない人なのだ」とも言います。

★平成六年に夫の大橋さんが亡くなります。沢村さんは慟哭と言っていいほど号泣し、それ以後体操もやめ、食事もあまり取らなくなる。生きることを放棄したように、死を待つような生活をし、二年後に夫を追うように亡くなる。沢村さんも最後はほとんどベッドで寝たきりになりますが、それでもベッドで用を足すことは頑として拒んだ、と言います。体力を消耗するからとまわりは止めさせようとするが、山崎さんは悟ります。「このことこそ、沢村さんがもっとも望むことだったんだ」と。

★沢村さんの引越しのとき、山崎さんが整理を手伝ってたら、やたら物が残してあったそうです。包み紙やヒモはもちろん、卵を入れて売る紙の容器(いまはプラスティックになっている)を、大事そうに十個ほど重ねてとってあったといいます。明治生まれの女性、という感じですね。どうも「美しい日本人」というものが、いま日本中から姿を消していっているようですが、「沢村貞子という人」は、潔く気持ちのいい生き方をした日本人の代表という気がします。歳末押し詰まってせかせかしてきますが、読後、ちょっと背筋が伸びるような一冊でした。
『リピート』乾くるみ 文藝春秋 1650円 2004年12月09日
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん(=文芸評論家の北上次郎さん)です。

★『リピート』乾くるみ 文藝春秋 1650円

★帯に曰く「永遠の名作『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』」に挑んだ傑作。僕好みのタイム・トラベルもの&ミステリー。帯を読んだだけでゾクゾクしてくる。

★主人公は大学生の毛利圭介。その圭介のもとに風間と名乗る男から一本の電話が。「今から1時間後に地震が起こります。三宅島が震度4、東京では 震度1です。」という奇妙なもの。いたずらだろうとに思っていると1時間後に本当に地震が起きる。驚いていると再び風間から電話がかかってくる。「これでおわかりになったでしょう。私はこれから起きることをすでに体験しているのです。あなたも時間旅行に参加しませんか?」

★こうして圭介は過去へのタイムトラベルのツアーに参加する。参加するのは風間と圭介を含め性別も年齢も職業もバラバラな総勢10名。なぜこのメンバーが選ばれたのか?謎を残したまま、10人を乗せたヘリコプターは、東京湾上空に浮かんだ時空の割れ目から過去に戻っていく。

★戻るのは10ヶ月前。10月末から記憶を持ったまま1月に戻る。以前紹介した名作『リプレイ』(ケン・グリムウッド 新潮文庫)は25年という長いスパンだったので、人生をそのものをやり直すことになったが、この作品ではわずか10ヶ月。この10ヶ月という微妙な過去がミソ。大したことは出来ないようだが、例えば受験生はもう一度受験をやり直すことが出来る。また、競馬好きの長距離運転手は結果がわかっているので馬券を買って儲けようとする。 このあたりのディテールも面白い。当り続けると怪しまれるのときどき わざと外そうとか、あまりに大金をつぎ込んで当てるのもヤバイとか。

★10ヶ月という短いスパンとはいえ、何度でも繰り返すことが出来る。行動を変えればその影響で世界も変わる。その世界が気に入らなければ、11月にまたタイムトラベルに出ればいい。

★時間旅行を続けるうちに、ひとり、またひとりと参加者が殺されていく。犯人は誰なのか?目的は何のか?次に殺されるのは誰なのか、、、? このあたりはまるでアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のようなミステリー。10ヶ月のタイムトリップという設定が、プロットにも謎解きにも見事に生かされている。実に巧い!エンターテイメントとしてもミステリーとしても確実に楽しめる。

★乾くるみは前作『イニシエーション・ラブ』(原書房 1680円)も素晴らしい。一見するとほろ苦い恋愛小説なのだが、見事な仕掛けが施されている。「帯には二度読むことをお薦めします」とあるが、正直言って、私は最初読んだ時にはその仕掛けに気づかなかった。見事にやられました。読み直して、「あっ!」と驚いた。こちらもお薦め。
『歴史手帳』吉川弘文館(よしかわこうぶんかん) 840円
楠木誠一郎『真説の日本史 365日事典』文春新書 987円
2004年12月02日
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今日の担当は書評家の岡崎武志さんです。

★『歴史手帳』吉川弘文館 840円
楠木誠一郎『真説の日本史 365日事典』文春新書 987円

★昨年末に、ここで『5年連用日記』という本を紹介しましたが、それからもう一年たってしまいました。つい、昨日のことのようですが。それで、今年は来年の手帳を紹介したいと思います。

★まあ、書店へ行けば、何十種類というようなさまざまな手帳が出ているわけですが、この吉川弘文館の『歴史手帳』は創刊が1954年(昭和29年)、来年2005年版で50周年を迎えるロングセラー、ぼくの歳より古い、ずっと長年、愛し続けられている手帳です。毎年約3万部が確実に売れるそうで、いま3万部が確実に売れる出版物なんて少ないわけで、出版社としてもありがたい存在だろうと。

『真説の日本史 365日事典』
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★で、どういう手帳かと言いますと、『歴史手帳』とある通り、歴史研究者、歴史好きな人のために作られた手帳です。見たところ、黒表紙で、前半は一週間が一ページに収まった普通の手帳ですが、後半の160ページ分が、これすべて歴史資料になってます。ここが便利なんです。歴史年表がある。ほか、日本と中国の年号、歴代の天皇、各時代の官位や役職の表、まあ例えば江戸時代、大老や若年寄りや奉行や与力などの配列、そのほか昔の時間の読み方から、日本と世界の地図まで、歴史についてのありとあらゆることがコンパクトにまとめられている。

★仏像の絵があって、各部分の呼び名まで書いてある。けっこう細かい。帯には「日記を兼ねる歴史小百科」とありますが、まさしくこれは小さな歴史百科事典です。見れば見るほど便利。普通なら歴史事典とかを使うところですが、あれは大きくて重たい。この歴史手帳なら持ち運ぶことができる。そこがいい。

★例えば電車のなかで時代小説などを読んでいてもわからないことがたくさん出てくるわけです。わかったふりしているけど、例えば江戸時代の年号なんて難しいですよね。忠臣蔵などでも、吉良邸討ち入りは、ときは元禄15年12月14日、なんて言いますが、じつはいつごろかわかっていない。それもこの手帳を見れば、元禄15年は西暦で1702年だとすぐわかる。しかも世界史と対照されているから、1700年前後は、北方戦争が始まったり、中国(当時、清)ではイギリスの貿易を許したり、世界が激しく動いていることがわかる。日本だけです。よってたかって老人の首を47人もかかってはねようとしているのは。歴史が立体的に見えるしかけになっている。

★そこで、もう一冊。楠木誠一郎『真説の日本史 365日事典』も併せて、紹介しておきたい。これは一ページに一日、一年365日、それぞれの日に、歴史上何が起こったか、それもいままで語られてこなかったような歴史の真実が書かれている。『歴史手帳』と併用するとおもしろい。

★例えば今日は12月2日。何があったか。明治17年12月2日は、文学者外山正一(とやま・しょういち)が、東京大学でローマ字会の第一回大会を開いた。つまり「漢字を止めてローマ字を使おう」という運動のあった日。ほかに源頼朝が鎌倉・京都間の日程を七日と定めたのが一一八七年のこの日。著名人の誕生日と命日の欄もあって、高峰三枝子さん、谷内六郎さんが12月2日の生まれ。プロ野球の投手、沢村栄治がこの日に亡くなっています。またさきほどの「忠臣蔵」で言えば、討ち入りを元禄15年12月14日と言いましたが、この本では12月15日のページに書かれてある。どうやら、討ち入りは日付けが変わって午前4時ごろで、正確には12月15日。しかし、やっぱりときは元禄15年12月14日、本所松坂町の吉良邸へ……と言わないと感じが出ませんがね。

★ちなみに、ぼくの誕生日3月28日を見ますと、明治の元勲・黒田清隆が酔っぱらって妻を刀で切り殺した日、と出ています。いやな日ですねえ。これは見なきゃよかった。

★今年は新潟中越大地震を始め、殺伐とした事件も多い年でしたが、来年2005年は、この『歴史手帳』と『真説の日本史 365日事典』を使って、毎日、一日いちにちを意味ある日として確認しながら、大事にしていきたいものです。
『対岸の彼女』角田光代 文藝春秋 1680円 2004年11月25日
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん(=文芸評論家の北上次郎さん)です。

『対岸の彼女』角田光代 文藝春秋 1680円

★現在、乗りに乗ってる小説家、角田光代の新作。今年の角田さん凄い!

★ヒロインは34歳の主婦、小夜子。独身時代は映画配給会社に勤めていて、 結婚と同時に退職。今では3歳の娘もいる。いわゆる「勝ち犬」。しかし、、、 幼い娘を連れて公園デビューしたものの、近所の母親たちとうまく馴染むことができない。夫は育児に無関心で、ヒロインは窒息しそうな状況にいる。なんだかなあ、という日々の中で「また働きに出よう」と決意するところ から物語は始まる。

★小夜子は旅行会社の面接に行き、採用される。担当はこの会社は新規に参入したクリーニング。こうなるとこの先は、働く主婦を取り囲む世間の無理解とヒロインが戦う展開になると予想するのが普通だが、角田光代の小説であるから、そういう通常の展開にはならない。いやもちろん、働くことになった小夜子の苦難はそれなりに描かれるのである。娘を預けると義母には嫌味は言われるし、娘は保育園に行きたくないと泣くし、亭主は相変わらず無理解だし、同僚は仕事をさぼるし、やっぱり大変なのだ。しかしその苦難を描くことがこの長編の眼目ではない。

★水面下の物語がここで登場するのだ。もう一人のヒロイン葵が登場して、突如として彼女の高校時代の挿話が語られるのである。葵は、小夜子が勤めることになった旅行会社の女性社長だが、突然語り手が交代して、同級生ナナコとの「いっしょに学校を出て、甘いものを食べて、いつかわからない将来の話をしているだけで満たされ」ていた高校時代の回想が挿入される。2人で家出をして同性愛だと思われたりする顛末が語られる。つまり、形態としては一気に青春小説になる。ナナコの造形が秀逸で、このパートだけでもたっぷりと読ませる。

★ここから先は、小夜子の現代と葵の過去が交互に語られていく。どうやってこの二つの話がクロスするのかが本書のミソ。やっぱりうまいなあ角田光代。思わず泣いてしまう。僕も泣いたが、うちの会社の「負け犬代表」の女性も「涙が出ました」と。つまりこれは友情の物語なのだ。作者の言葉にあるように、「全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに」というヒロインたちの渇望を描く長編なのである。

★このモチーフは実にうまい。現代の女性がいちばん渇望しているのは何か?理想の結婚?理想の家庭?そこで人生が終るわけじゃない。大人になってからの真の友人こそを渇望しているのではないか。このモチーフは角田光代のみならず、平安寿子などの最近の女性作家の重要なテーマになっている。

★しかしこれは女性だけのテーマではない。角田光代の作品は性差を問わない。普遍的なところに届いているので、男性が読んでも「俺って友達いないなあ」と思わず自分のことを考えてしまう。

★いまもっとも旬な作家が描く、友情小説の傑作。そろそろ直木賞か?
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