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志水辰夫 『うしろ姿』 文藝春秋 1600円
伊坂幸太郎 『砂漠』 実業之日本社 1600円
2005年12月22日
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん(=文芸評論家の北上次郎さん)です。

★冬休みにたっぷり楽しめるよう、今日は2冊紹介します。まず1冊目は、
志水辰夫 『うしろ姿』
文藝春秋 1600円


★私の一番好きな作家の一人、志水辰夫の新作短編集。ハードボイルド冒険小説でデビューし、近年はセンチメンタルな一般小説の傑作を生み出してきた。しかし、この作品の帯には「著者最後の短編集」と、気になる言葉が書いてある。さらに、今回初めて4ページに及ぶ長いあとがきが添えられている。

★あとがきは「本が売れなくなった。小説が読まれなくなった。暮らしのなかに占める本の比重が信じられないくらい軽くなってしまった。」で始まり、「わたしたちの時代は終ろうとしている。自分たちのたどってきた道とはいったい何だったか。〜一緒に歩いてくれた読者がいただけでもしあわせな時代に生まれ合わせたと感謝している。〜この手の作品はこれが最後になります。」と締めくくられている。これはいったいどういうことか?!

★ここ数作は純文学的なスケッチ風の作品が多かったが、今作は比較的物語性強い。7編収録されているが、父と息子、母と娘など、必ずしもハッピーエンドではない、やるせない家族の物語が綴られる。「家族」と共に、モチーフになっているのは、ツクツクボウシなど懐かしい田園風景の「自然」。要するにこれは、失ってしまったものへの愛惜の念なのだ。

★各短編の主人公は、終りかけた人物たち。これからの人ではなく、人生の終わりに近付いた人間が、失ったものへの想い、過ぎ去ったものへの想いを胸に、自分の人生はこれでよかったのかと自問しながら生きる姿が描かれる。

★例えば『雪景色』の主人公は、定年後シーズンオフのリゾート地で管理人をしている男。独りで暮らしている彼のもとに、東京から娘が訪ねて来ることになる。浮き立つ思いで娘を待っていると、娘は恋人を連れてくる。いつもは父の家に泊まっていた娘だが、今回は恋人と一緒に別のホテルに泊まってしまう。ここから物語は回想に入っていく、、、。人生が終わりつつある男の悲しみを描きながら、最後に小さな救いが用意される。

★ざわついた世相のなかで、静かな悲しみに満ちた、シンとした作品。1936年生まれの著者の今後が気になるが、、、。

★これだけでは哀しすぎるという方のために、勢いのある青春小説を1冊。
伊坂幸太郎 『砂漠』
実業之日本社 1600円


★仙台を舞台に5人の大学生の青春の日々が描かれる。合コン、バイト、そして麻雀に明け暮れる若者群像。「牌活字」が使われる小説は久しぶり。大した事が起きるわけではないが、全体に大きな仕掛けがある。1971年生まれの伊坂幸太郎は、現在最も勢いのある作家。凝り過ぎて技巧が空回りすることもあるが、今作は比較的ストレートな作品。著者の描写力や造形力が如何なく発揮され、とにかく読んでいて楽しい。
芝山幹郎 『映画一日一本 DVDで楽しむ見逃し映画365』
朝日文庫 819円
2005年12月15日
ブックナビ推薦本
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今日の担当は書評家の岡崎武志さんです。

芝山幹郎
『映画一日一本 DVDで楽しむ見逃し映画365』
朝日文庫 819円


★2005年も私の出番は今朝が最後ということになりました。そこで、まずは今年私が紹介した本のなかから、ベスト3を選んで、簡単に紹介しておきたいと思います。

★では、第3位!
関田克孝『乗物絵本時代』JTB
これは明治・大正・昭和と、子供向けの汽車・電車の絵本をカラーで紹介した本でした。写真ではなく絵というのがいい。理想化された汽車・電車、それに日本の風景が描かれています。汽車や電車に対して、子供たちの憧れや敬意を感じる時代があったことを思い出させてくれます。

★第2位!
浅生ハルミン『私は猫ストーカー』洋泉社
ストーカーといっても犯罪じゃない。若き猫好きの女性イラストレーターが、路上で見つけた猫のあとを追いかけて、町中を歩くという一種の散歩術の本。意外な視点に驚くとともに、猫とのつきあい方も教わる本でした。

★第1位!
三崎亜紀『となり町戦争』集英社
今年読んだ小説のなかで、一番ひきこまれた作品でした。平凡な若い一人暮らしのサラリーマンの部屋に、ある日、突然隣り町と戦争が始まったことを知らせる町の広報紙が届く。一歩、町の外へ出ると平穏で、自分の町と隣り町だけで起きた戦争。最初は見えない戦争がじわじわ主人公のもとに迫ってくる。SFじたてなんですが、妙にリアルで無気味な小説でした。この小説はのち話題となりベストセラーに。

★さて、今年最後の推薦本です。年末年始の楽しみはいろいろあるでしょうが、なにもかも放棄して部屋のなかでひごろじっくり見られない映画を見る、という人も多いと思います。とくにいま、DVDがたくさん出回っていて、たいていの映画は家庭で見られる。500円なんて廉価版もあります。文庫本並みですよね。そんな映画三昧の年末年始を送る人に、おすすめしたいのが芝山幹郎『映画一日一本』です。一ページに一本、古今東西の名画が簡潔にガイドされている。全部で365本ありますから、一日一本見て、一年持つ。

★この本のいいところは一ページ一本ですから文章は短い。しかし、必ず著者の独創的な見方や、知識が入っていることです。たとえば森繁の名演で知られる豊田四郎監督『夫婦善哉』。この映画の秀逸は「観客の心理に一歩先んじる森繁の演技のスピードだ」と言います。そして、この間合いと気配を学習したのが、「フーテンの寅」の渥美清だと。これで『夫婦善哉』の森繁と『男はつらいよ』を見比べたくなるんです。

★あるいは、リチャード・バートンとクリント・イーストウッドが共演した戦争映画『荒鷲の要塞』。原作はアリステア・マクリーン。著者は「序盤こそややじれったいが、思えば60年代の観客は、いまよりもずっと辛抱強いのだった」と書く。たしかにそうですね。いまは戦争映画でもとにかくこれでもかこれでもか、と目を覆うようなシーンが連続して気が休まらない。戦争映画も観客も、以前は「優雅」だったんだと教えられる。

★または、トリビアな知識もちりばめられているので、これを読めば、ヒッチコックの映画で、彼が画面に登場しない映画は何か、なんてクイズも出せる。答はこの本を読みましょう。高級な映画論なんだが、決して難解ではない。映画を見る喜びにあふれていて、著者の書いた見方を、映画で再確認したくなる。一冊読めば、映画の見巧者になれる。そんな映画ガイドです。なお、各映画が現在、どのDVDで販売されているかのデータがすべて付いています。わたしはこの本を読んで、ひさびさにアラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジャアンナ・シムカスの『冒険者たち』が見たくなりました。

【岡崎武志さんが今年紹介した本ベスト3】
となり町戦争 乗物絵本時代 私は猫ストーカー
『となり町戦争』 『乗物絵本時代』 『私は猫ストーカー』
▲インターネットで購入もできます。
グレッグ・アイルズ『魔力の女』 講談社文庫 1140円 2005年12月08日
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん(=文芸評論家の北上次郎さん)です。

グレッグ・アイルズ『魔力の女』
講談社文庫 1140円


★冒険小説からサイコ・サスペンスまで幅広い作風を誇る職人的エンターテインメント作家の第6作。これまでの作品すべてが面白いので、どのジャンルが本筋なのかわかりにくい作家だが、今回はホラー・サスペンスの傑作。

★主人公は石油ビジネスを営む41歳の男盛り、ジョン・ウォーターズ。ミシシッピ州で石油採掘の会社を経営。会社とはいっても、少年時代からの友人と共同経営する小さな個人会社。一見、順風万帆に見えるが、実はそうではない。共同経営者で会社のコールは酒、ギャンブル、女の3大悪癖が止まらず、借金取りから逃げ回っている状態。妻も数年前に流産してから憂鬱症気味。そのせいで夫婦仲もギクシャクしている。

★公私ともにむしゃくしゃした状態のなか、ジョンは肉感的な美女に出会う。体の線がはっきり浮きだした赤いカクテルドレスを身にまとい、つややかなボリュームのある黒髪の女。そして女はウォーターズにささやく、

「もうすぐね」。その言葉にジョンの心臓は凍りつく。「もうすぐね」は10年前に殺された恋人、マロリーの口ぐせだったから。そして女は言う。「思いもしなかったでしょう、ジョニー、わたしなのよ。わたし。」

★謎の女は、死んだ元恋人マロリーしか知りえないはずの事実をちらつかせて、執拗にジョンを誘惑する。なぜこの女はマロリーしか知らないはずの事実を知っているのか?マロリーのかつての友人?それとも?必死に推理するジョンだが、女は衝撃的に告白をする。自分はマロリーの霊魂が9人の人間の体を経由してこの女に乗り移った存在なのだと。

★謎の女は死んだはずの霊魂がとりついた究極のストーカー。女はジョンの妻と娘の命をつけねらう。ウォーターズは妻子を守らなければならないが、マロリーは次々と意外な人間にとりつくので、どこにいるのかわからない。また、マロリーを倒すには憑りついた相手を殺すしかないが、憑りつかれた人間に罪はないので、ジョンは手出しができない。どうやって逃げるのか。このあたりの設定が実に巧い。

★ジョンは窮地と不安のただなかに放り出される。ここから物語はテンポよく、スリリングな展開を示して、俄然、緊迫していくから目が離せない。そしてなんと言っても最後の着地がうまい。設定だけきくと暗くて怖いだけの話のように聞こえるかもしれないが、着地のうまさのおかげで読後感は実に爽快。死してなおストーカーになってしまった元恋人に対するある種の救いもあり、まったく見事な着地。

★「この女はいったい何者なのか?」という強烈な謎から出発し、巧みなプロットが支え、見事な結末へと着地する。まさにホラーサスペンスの傑作。発売時期が遅かったので各誌の年間ベストには間に合わないが、私自身の年間ベスト10にランクイン。
フレディ松川監修 『Happy Diary いきがい日記』 ホーム社 2100円 2005年12月01日
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今日の担当は書評家の岡崎武志さんです。

フレディ松川監修 『Happy Diary いきがい日記』
ホーム社 2100円


★さあ、今年もいよいよあと一カ月となりました。この時期になると、書店では毎年のことですが、コーナーを設けて来年の日記や手帖を多数販売しています。よりどりみどり、目移りがしますが、今年も私が目玉をぐるぐる動かして、一冊選んでまいりました。今年は日記です。

★「シニア世代のための日記ができました! もう物忘れなんか怖くない!」と帯に売り文句が印刷されてあります。六十代からの人達をターゲットに作られた日記、というのがおもしろい。監修のフレディ松川さんは、湘南長寿園病院の院長で、『今日からできるボケないための7つの習慣』『60歳でボケる人80歳でボケない人』『ここまでわかったボケる人ボケない人』など、ボケに関する本を多数書いておられる。この日記も、ボケないためにさまざまな工夫がされた日記と言っていい。

★ふつうの日記は、たいてい各ページに日付けがあって、あとは線だけ引いてあってそこに書き込むというタイプが多い。その日にあったことを、寝る前に思い出して記録するというスタイルです。この『いきがい日記』の最大の特徴は、朝と晩、二回書き込むという点です。まず、今日の予定という欄があって、朝、今日は何をするか、誰と会うかなど書き込む欄がある。これは5行ほどの小さなスペース。続いて、夜、その日にあったことを書き込む、いわば普通の日記と同じ「自由欄」というのがある。これもそんなに大きくなく、書く量は少なくて済みます。また、一番下の欄には、「今日の行動チェック」「今日食べたものチェック」として、いろんな小さなイラストで記号化したチェック項目があります。
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★例えば、「行動チェック」には、新聞、本、手紙、散歩、趣味・楽しみと5つのマークがある。手紙なんか、書いたけど出し忘れがよくあります。するとここでチェックする。出し忘れの手紙など、どこかに紛れてしまうとそのまま永遠に忘れてしまう可能性がありますが、日記で毎日チェックしておくと、ああ、そうそう、○○に手紙を書いたんだったと、思い出すというわけ。

★「今日食べたものチェ?ク」には、米・パン、肉類、魚類、卵、豆類、野菜類など食品別のマーク。続けていると、不足しがちな食品がひと目でわかる。これなんか、ぼくぐらいの世代でも、ちょっと気になることで、日記にあるといいと思いました。

★そのほか、毎日の血圧、脈拍を書き込む欄があり、巻末には年間の血圧記録表もある。つまり、自分の健康管理をこの一冊の日記に記録としてとどめることができる。ほかに手帳を作ってメモするより、日記に書いてしまえば便利ですもんね。また、ふつうの日記帖より大きな週刊誌大のサイズだから目立ちますし、ビニールカバーがかかっているので、そのポケットにはレシートや、通知のハガキなども挟み込めます。そういう点も、高齢者の便利を考えられて作っている気がしました。本のタイトルは、ちょっと……ですが、本体は落ちついたブルーに、銀色の文字の簡素な装幀で、なかなかいい。

★日記と言えば、文学的な要素が強いですが、この日記は、科学的というと大袈裟ですが、自分の毎日を正確に数字や記号で記録するという性格が強い。自己管理の日記です。ほかに月ごとにカラーの扉があって、裏には詩が印刷されてある。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」とか、声に出して読めってことでしょう。まあ、これはやりたい人がやればいい。

★ぼくがけっこう気にいったのは、各見開きページの右欄外に、古今東西の名言集が引用されてあることです。あらためて読んでいるとおもしろいですね。例えば「人はあまりうちとけると尊敬を失い、気安いと馬鹿にされ、むやみに熱意を見せると利用される」これは、バルザック。「姑はかつて自分が嫁であったことを忘れている」これは橋田寿賀子さんのようですが、イタリアのことわざ。もうひとついきましょう。「約束を守る最上の方法は、約束をしないことだ」ナポレオン

★監修のフレディ松川さんは「朝、今日やるべきことを確認し、夜、『楽しかったこと』『困ったこと』を書くことは、元気で長生きできる最高の『秘訣』です」と書いてます。帯にも書いていますが、「ご両親へのプレゼントにも最適です!」。
山本幸久 『凸凹デイズ』 文藝春秋 1680円 2005年11月24日
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん(=文芸評論家の北上次郎さん)です。

山本幸久 『凸凹デイズ』
文藝春秋 1680円


★『笑う招き猫』で第16回すばる新人賞受賞した今イチオシの新人作家、山本幸久の新作長編。これが実にうまい。帯の惹句からしてうまい。「恋愛じゃなく、友情じゃなく、仕事仲間。彼らがいつも、そばにいた」というもの。これだけで読みたくなる。恋愛も友情も、もういらないけど、仕事仲間は欲しい。フリー稼業になった途端にその切実さが身にしみてくる。

★舞台は、若い3人が立ち上げたデザイン事務所「凹組」。「大男‐小柄な女性‐大男」の3人で立ち上げたから「凹組」。デザイン事務所といっても華やかなものではなく、「エロ本のレイアウトにラーメン屋の看板、蒲鉾屋のチラシに和菓子の包装紙、喫茶店のマッチ箱」などを手がける弱小事務所。その些細な仕事の悲喜こもごもが鮮やかに描かれる。デビュー作『笑う招き猫』、第2作『はなうた日和』も傑作だったが、この第3作でも山本幸久の美点が全開。ホントにうまい。

★この長編のうまさは、全体の構成にある。弱小デザイン事務所を立ち上げて、若き3人の青春の日々が描かれるかと思いきや、そうではない。3人のうち女性1人が事務所を辞めて空中分解したその10年後からこの長編は始まる。この事務所に若きヒロインが入ってきて、その彼女の目からとりあえずは物語が語られる。つまり、そのヒロインは事務所の青春の日々を知らないことになる。それは物語の底から徐々に浮かび上がってくる。一枚の写真に一枚の写真に写し取られた10年前の輝く日々がゆっくりと立ち上がってくる。この構成のために物語に奥行きが生まれていることに留意したい。

★些細な仕事を積み重ねてきた凹組に大きなチャンスがめぐって来る。ある落ち目のテーマパークのリニューアルデザインの仕事。共同作業を行うことになった別のデザイン事務所QQQの社長は、かつて凹組でともに働き、去っていった女性。若きヒロインはQQQとの仕事を通じて、凹組の青春の日々を知っていく。なぜ一人の女性はこの事務所をやめていったのか。その欠落感が物語りの底を流れつづける。

★もちろん人物造形は例によって絶妙だ。こういう小説は登場人物が何でもできるスーパーマンではつまらない。この作品の登場人物も、社会性がなかったり、お人好しだったり。ずっと読んでいたいと思う小説は意外に少ないが、これはその例外といっていい。彼らの日々を、その喜びと哀しみを、ずっとそばで見ていきたいのだ。

★組織に属する人間はそのしがらみを鬱陶しく感じることも多いだろう。わたしも椎名誠たちと立ち上げた「本の雑誌社」から離れて(今は顧問)、フリーになった当初はせいせいしたが、今になると「いいなあ」と思う。趣味の世界の友人はいても、やはり「仕事仲間」は格別。

★ラストシーンで登場人物が立ち尽くすシーンには胸を打たれる。軽妙でありながら、じんとさせる「仕事仲間小説」の傑作。おそらく山本幸久は近いうちに直木賞か山本周五郎賞を獲るだろう。
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