インタビュー 神崎隆一役 山田涼介さん

Q. 台本を読んだ感想と、ストーリーの魅力を教えてください。

まず面白いと思いました。間違いなくいい作品になるだろうなと。読んでいるだけで(田中)圭ちゃんとの画が見えますし、読んでいてこんなにわくわくすることってなかなかないというか。いつもは、「ここってどうするんだろう?ああするのかな? こうするのかな?」と読んでいるうちにいろいろと考えこむことが多いんです。でも今回は、とにかく早く撮影して、早く画が見てみたいという気持ちが一番にあって。なかなか経験したことのない感覚だなと思いながら、読ませていただきました。

ストーリーの魅力は、普通の刑事ドラマじゃないところです。バディものの作品は最近多くありますが、どの枠にも当てはまらないドラマだなと思います。刑事のバディものというと、片方が真面目で、もう片方がちょっとおちゃらけキャラみたいなのが多い気がするのですが、異母兄弟の2人の絆の物語も混ざってる作品はなかなかないのではないかと。家族の愛、兄弟の愛、いろんな愛の形があるドラマだと思いますし、その愛が複雑な関係を2人で乗り越えていく様は、今までの刑事ドラマにはない面白い要素だと思うので、一緒に楽しみながら見ていただけたら嬉しいです。

Q. ご自身が演じる神崎の魅力について教えてください。

神崎は、ものすごく真面目で、正義を貫く男の子。自分がこうだと思ったことはこうだと、芯を貫き通そうとする姿勢がすごく魅力的です。今の若い人で彼のような人ってあまりいないと思うんです。たとえ間違っていたとしても、自分の中で正義だと思ったら、まずは、自分の足で、体で、全てで体感しに行く。その根性が、すごいなと。普段の生活で僕自身が正義を貫くことはあまりないですけど(笑)、軸がブレないというか、考えてることを曲げないところは神崎と一緒なのかなと思います。事務所の若い後輩たちにも、ぜひそんな神崎の姿を見てもらいたいです。根性入れて頑張れよ!って(笑)。

Q. 田中さん演じる黒木の魅力についても教えてください。

黒木さんは、基本神崎とバチバチやり合っています(笑)。本当の兄弟喧嘩みたいにやり合ってるんですけど、たまにすごい笑顔になったりするんです。その無邪気さに、「あ、こういうところに女性はやられるんだろうな、キュンとするんだろうな」と思って見ています(笑)。黒シャツ黒スーツで、ビシッとクールにキメている大人の男性の、無邪気な子どもの部分が見えるというか。そういうところが黒木さんの魅力だと思います。あとは、表面上ではふざけたように見えるかもしれないですけど、普段はあんなに横暴じゃないし、ふざけてる感じではないんです。ものすごく考えてるし、真面目。それこそ1本芯が通ったような感じなので、そこも男らしさや、かっこよさが詰まってる人です。

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Q. クランクイン前に田中さんのことを「圭ちゃん」と呼べるようになりたいとおっしゃっていましたが、今の打ち解け具合はいかがですか?

だいぶ打ち解けてはいると思います! 今ではもう「圭ちゃん」「涼ちゃん」で呼ばせていただいていて、いつもの僕とは比べものにならないくらいのスピード感で、仲良くなれてるような気がしています(笑)。これは僕の勝手な感覚ですけど、本当のお兄ちゃんみたいな感じです。趣味が一緒で、「本当の兄弟だったら家で一緒にやってるんだろうな〜」とか「一緒にトレーニングしてるんだろうな〜」とか。休憩中の会話が作品以外も多くて、よき兄貴として、慕わせていただいてます。

Q. 印象に残ってるシーンはありますか?

爆破のシーンです。圭ちゃんが謎の液体を投げて爆破するシーンがあるんですけど、現場では本当に爆破してるんですよ。とてつもない音が出て、リアルにその場を吹き飛ばすぐらいの爆破を撮ってるので、完成した映像が楽しみですし、現場でもわくわくしながら撮影に臨んでいたのを覚えています。

Q. 現場の雰囲気はいかがですか?

基本的に八嶋さんとジェシーがずっと話しています。休憩中はもちろん、本番中にも(笑)。黒木と神崎が口喧嘩してるシーンのときに、「よいしょ〜」みたいなアドリブを八嶋さんが入れてきたりされるんです(笑)。笑いを堪えるのが大変ですね。

Q. 最後に、作品のみどころをお願いします。

水中のシーンは1話のみどころの1つです。すごくキレイな映像に仕上がっていると思うので、ぜひ注目して見てもらいたいなと思います。あとは、異母兄弟の阿吽の呼吸を視聴者の皆さんに楽しんで頂きたいです。



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