あらすじ

EPISODE 4 2015.2.2 ONAIR

ある日、吉祥寺署では課長の岡崎(佐野史郎)のもとに、5年前に起こった未解決の児童誘拐事件の被害者親子が、捜査は進展しているのかと訪ねてきた。被害者だった西野和真(竜跳)の母・絵里子(はしのえみ)は、和真が未だに誘拐のショックから立ち直れず苦しんでいると言い、一刻も早く犯人を検挙してほしいと訴える。
そんな中、とある老人介護施設で、入居者の老人・今井正(久保酎吉)が遺体で発見された。現場に急行した杉山(谷原章介)永峰(要潤)は、第一発見者の介護職員・新田まひる(酒井美紀)から事情を聞くことにするが、杉山と永峰は、まひるの容貌が杉山の亡くなった妻・香織(酒井美紀/二役)に瓜二つなのに驚く。しかも杉山は、長男の海人(須田瑛斗)が課外授業で介護施設に来訪したのをきっかけに、頻繁にまひるのもとへ遊びに来ていると聞き複雑な心境に。杉山家でも、海人の行動を知った長女の美晴(本田望結)は、複雑な思いを抱いていた。
一方、肝心の今井の死に関しては杉山たちの捜査の結果、事件性に繋がる証拠が発見されず、今井が誤ってベランダから転落したことによる不慮の事故死と判断され、処理されることに…。

そんな矢先、他の地域で起こった児童誘拐殺害事件の捜査をしている本庁の刑事から連絡が入る。その事件の犯人が連続誘拐犯である可能性が高いとの見解により、未解決の誘拐事件を洗い直すことになり、吉祥寺署で未解決になっている児童誘拐事件の被害者・西野和真に再び事情聴衆を行うというのだ。
岡崎と絵里子の立会いのもと、和真は捜査一課の刑事たちから尋問を受けるが、受け答えが曖昧なため本庁の刑事たちからは誘拐は和真の狂言だと思われてしまう。だが、そんな折、岡崎が事故死として処理している最中の今井の遺留品の中に、和真の名が記されたオモチャがあることに気が付く。なぜ、和真の持ち物を今井が持っていたのか? 杉山たちは今井の前歴を洗うとともに、和真の誘拐事件の再捜査を開始する。