はじめに

（写真）

TBSは来年1月12日からスタートする月曜20時枠「月曜ミステリーシアター」にて、谷原章介主演の刑事ドラマ『警部補・杉山真太郎〜吉祥寺署事件ファイル』を放送いたします。1995年に芸能界デビューを果たして、来年デビュー20周年を迎える谷原。そんな記念すべき年の初仕事に彼が選んだのが、民放ドラマの初主演！ そして共演には要潤、石黒英雄らイケメン俳優が、片瀬那奈、永池南津子という美人女優が、さらに高橋惠子、佐野史郎、榎木孝明という演技派ベテラン俳優が脇を固めます。さらに、杉山の長女はフィギュアスケーターとしても将来を嘱望される天才子役・本田望結が演じます。

谷原演じる警部補・杉山真太郎は、秘密兵器を駆使する刑事でも変わり者の刑事でもない“人間らしい”刑事。敏腕刑事だが家に帰れば愛する妻がおり、3人の子供の父親です。しかし、その多忙さから家庭を犠牲にしてきたことは否めません。折しも、妻は闘病中で、義母は今の杉山の状況を快く思っていない。そこに新たな事件が発生し、またも捜査に没頭する杉山。見かねた義母が子供たちを引き取ると言い出し、杉山は刑事を辞める決心をするのですが……。

公私共に難しい状況におかれる杉山。彼を取り巻く魅力的な同僚たち、そして義母と3人の子供たち。事件解決の爽快さはもちろん、人間くさい男・杉山真太郎の言動が涙と感動を誘います！

僕が演じる杉山真太郎は「刑事」と「家族」を両翼として生きている、等身大の男性です。刑事としての仕事を頑張って家族を支えていますし、家族といるから充実した捜査ができる。どちらも愛していますしどちらを失っても困るのですが、第一話でどちらかを選ばなくてはならない場面に遭遇してしまいます。

そんな杉山が大切にしているのは"心"。当然家族には愛情を持っています。そして事件に対しても心で向き合います。ただ犯人を捕まえるだけでなく、その犯人が何故罪を犯すに至ったのか、何を思っているのか、そういった事件・事実の裏側にある心情を丁寧に描いていきたいです。