インタビュー

(写真)

杉山美晴役 本田望結さん

──今回演じられる杉山美晴ちゃんはどんな女の子ですか?

お母さんの代わりに二人の弟の面倒をいつも見ている、しっかりしたお姉ちゃんだと思います。お母さんが死んでしまいましたが、お父さんと一緒に、家族を守っていかなきゃって考えていると思います。

──そんな美晴ちゃんを演じる上で気をつけている点というと?

しっかりとしたお姉ちゃんとして見えるように気をつけていますけど、それはいつも笑顔でいるということではなくて、美晴ちゃんがお父さんのことをどう思っているのか? お父さんに対してのセリフを言うときに、美晴ちゃんの気持ちを考えながらやっています。例えば、お父さんに対して、美晴ちゃんは強く言ったり冷たく言ったりするときも多いけど、実は心の中ではどう思っているのかなって、いつも考えています。それは、お父さんにだけじゃなくて、おばあちゃんも弟たちに対しても、美晴ちゃんの気持ちを想像しながら演じています。
ドラマを観てくれている皆さんが、杉山美晴という女の子が本当に存在していると思ってもらえるように演じられたらとがんばっています。

──撮影をしていて大変なことはありますか?

なーんにもありません(笑)。セリフを覚えるのも楽しいですし、撮影現場もすごく楽しいですし、撮影現場へ向かうときから、いつもウキウキワクワクしています。10歳になって初めてお姉ちゃん役ができたので、すごく嬉しいんです。

(写真)

──セリフはいつもどうやって覚えていますか?

台本をもらったら、すぐ読み込むようにしています。読むときには美晴ちゃんの気持ちになって、いろいろと感じるんですけど、お父さんのセリフの部分にはお父さんの気持ちにもなりますし、そうやって全体を覚えていきます。それから、明日はこのシーンの撮影をするよってなったら、その部分を読み返しておきます。
もともと勉強でも、いろんなことを覚えるのが好きなので、セリフを覚えるのはとても楽しいです。

──撮影現場の雰囲気はいかがですか?

周りのみなさんがすごく優しいですし、弟たちもすごく可愛いので楽しいです。二人ともすごく懐いてくれていて、望結が座っていると、いつもひざの上に乗っかってくるんです。本田望結として、お姉ちゃん役は初めてのことですし、実際にも弟がほしかったので、すごく嬉しいです。

──谷原章介さんのほか、みなさんの印象は?

谷原さんは、いつも望結や弟たちを構ってくれて、優しくしてくれています。現場を盛り上げてくれますし、スタッフのみなさんにも気配りをされているとても素敵な人なので、望結も大人になったら、谷原さんのような人になりたいです。それと、本田望結としては、谷原さんが演じている杉山さんの刑事として活躍しているところが、すごくカッコいいなって思います。
要さんは、役柄の中でも杉山家にちょっと入ってくる永峰さんを演じていますけど、要さんもすごく優しくしてくれます。美晴ちゃんは永峰さんのことが気になっているみたいなんですけど、それと同じような感じで、望結たちともどんどん仲良くなっていると思います。
おばあちゃん役の高橋惠子さんは、最初の役の上ではちょっと厳しいおばあちゃんでしたけど、本当の高橋さんはすごく優しい人です。ホントに優しくて優しくて、いつも弟たちと一緒に「あーちゃん」って呼ばせてもらって、いつも構ってもらっています。

(写真)

──杉山さんのように仕事と家族との間でがんばっているお父さんをどう思いますか?

美晴ちゃんは、第1話では、刑事をやっているから仕事が忙しくてお母さんが悲しい思いをしたんだって、思っていたと思うんですけど、それが段々とお父さんの仕事のことを認められるようになってきているのかなって思います。
私自身、もしすごく忙しいお父さんがいたとしたら、お父さんの気持ちは想像できなかったと思うんですけど、美晴ちゃんを通して、家族も大切だけど仕事も大切にしなくちゃいけないお父さんの苦労を感じることができたと思います。
杉山さんのようなお父さんはたくさんいると思うので、仕事も忙しくて大変だと思いますが、家族のことも忘れずに、がんばってほしいです。

──今後の展開やこのドラマの見どころというと?

仕事が忙しいお父さんのことを良く思っていなかった美晴ちゃんですが、お話が進むにつれて、お父さんのことを理解してあげられる気持ちになってきていると思います。それと、美晴ちゃんは永峰さんが好きみたいなんですけど、そんな美晴ちゃんの想いも徐々に見えてきます。
そしてそして、第6話では永峰さんと一緒に美晴ちゃんが大活躍するので、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

BACK NUMBER