放送内容
アメリカ・アラスカ州とカナダにまたがる氷河地帯には、5000m級の山々に囲まれた世界最大級の氷原が広がっている。氷の大地“氷原”は、氷河が生まれる場所。巨大な氷の塊が斜面に沿って流れ出すと氷河となるのだ。そんな氷原のカナダ側に、夏の2か月間限定でオープンしているキャンプ地がある。撮影隊はそのキャンプ地に滞在して氷原の撮影を行った。
巨大化する氷河
世界中の多くの氷河が後退している中、アラスカには巨大化している珍しい氷河がある。それがハバード氷河。海に直接流れ込む氷河としては北米最大。氷河が巨大化している理由は、崩落したりとけたりする氷より、山の上から流れてくる氷の量が多いためであった。
5000m級の山々 世界最大級の氷原へ
5000m級の山々に囲まれた世界最大級の氷原。氷の厚さは最大1000mにもなる。海沿いに5000m級の山々が聳える地理的環境と、夏でも氷点下になる寒冷な気候が、氷の大地を生んでいた。
砂漠を生む氷河
カナダにある巨大な湖、クルアーニー湖。湖に注ぐ川の河原には、砂漠のような光景が広がっている。乾いた大地が生まれたのは、近年、湖の水位が下がっったためであった。上流にある氷河が後退し、水の流れが変わり、湖に注ぐ川の水量が激減したのだ。