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2022220日放送

ローマ帝国の辺境地帯 〜 イギリス横断!古代ローマの長城

放送内容

イギリス北部を東西に横断する全長120キロの石の壁。地形に沿うように築かれた壁はまるで万里の長城のよう。1900年前、ローマ帝国北限の防壁として皇帝ハドリアヌスにより作られた。高さ5m厚さ3mという巨大な壁を作ったのは、帝国中から集められた兵士たち。兵士が暮らしたヴィンドランダ要塞からは当時のままの状態の革靴や木の板に書かれた手紙が発掘され、辺境の地でのローマ兵の暮らしが明らかになった。

全長120キロ 北限の防壁

東海岸から西海岸まで120キロに及ぶハドリアヌスの長城を空からたどる。ローマ帝国の北限の防壁として作られた石の壁は、当時は高さ5m厚さ3mという巨大なものだった。領土を広げたローマ帝国は辺境の地にさまざまな巨大建造物を作った。

写真:放送内容

帝国全土から来た兵士

北方の敵から帝国を守るための石の壁は、帝国中から集められた兵士によって1900年前に作られた。壁沿いには兵士たちが暮らした要塞が残る。一つの要塞におよそ500人から1000人の兵士が暮らし、北の辺境を守っていた。

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1900年前の手紙と靴

ローマ兵が暮らしたヴィンドランダ要塞では今も発掘作業が続く。酸素を含まない土からは大量の革の靴や生活用品が当時の状態のまま見つかった。中でも大発見はラテン語の文章が書かれた木の板。軍の報告や記録、個人的な手紙もあり当時の生活が明らかになった。

写真:放送内容

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